第25話
「あ、お構いなく……あ、私が入れますよ!!」
一緒にキッチンへ立った。
インスタントコーヒーを入れながら二人で、とりとめのない会話をした。
「あのォ…、さっきのチャラ男の事だけど……」
「ええ、多羅尾さんですね…!?」
「ええ、あいつも、根は悪いヤツじゃないから……
ああやって、おチャラけているのも…、弱い自分を隠してるンだって……」
一応、親友として庇った。彼にも複雑な事情があった。
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