概要
かゆいところに手が届く、神聖魔法は孫の手でした
神により強制異世界転移させられた青年が成長しながら異世界に触れ、天空の城、ダンジョン、アーティファクト、古代遺跡などなど、世界の神秘と秘宝を探して旅をしながら世界を楽しむお話。
気がつくとMMORPGを一緒にやっていた仲間達と白い空間にいた。そこで神から異世界行きが言い渡される。ステ振りでは仲間との連携を考えてゲームと同じ役割のヒーラーを目指しつつも、安全を考えてバランスの良い万能型構成にするが――
気がつくとMMORPGを一緒にやっていた仲間達と白い空間にいた。そこで神から異世界行きが言い渡される。ステ振りでは仲間との連携を考えてゲームと同じ役割のヒーラーを目指しつつも、安全を考えてバランスの良い万能型構成にするが――
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!プロの水準
一見さらっと書いているように思えるが、当然ながら公式は全く水準が違う。私の作品を原付自転車とするなら、本作はF1仕様のスポーツカーだ。
塩野七生氏は『ローマ人の物語(新潮社)』の中で、ジュリアス・シーザーは配下の軍団同士を混成させず、そのため兵士達は所属の軍団名を口にするだけで立派に名刺代わりになったと述べている。
翻って本作では、主人公はある特別なクランの一員と説明されている。元来がクランとは氏族であり、大雑把には血縁と考えられる。そこへ加えて、既述した『名刺』も意識されているのがまず目を引いた。
主人公はまだまだ半人前のようだが、まっすぐに己の道を踏みしめる姿が丁寧に描かれ…続きを読む