短い文字の中に込められた濃密な時間

以前、ツイッターで『はえあるはる』のあらすじが僕のタイムラインに流れてきました。
そのあらすじを一目見た時から「こんなの絶対面白いじゃん!」と思い、絶対この短編を読もうと決めておりました。
そして読み終わった後、強烈な読後感に襲われ、語彙を失った。
読んだ時間はものの数分なはずなのに、物語中でいくつもの季節をめぐるからか、体感時間は一時間くらいに思えました。
短い文章の中に共感する部分(特にほかのSNSで相手の名前を探してしまったり)があったり、ユーモラスな表現が散りばめられてるのもこの物語を濃密にしている要素なのでしょう。
静謐な空気感で進む中、予期せぬ形で巡り合う。
そんな最後がたまらなく愛おしい。

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