短いながらも突き刺さる寓話

「どれくらいの人が自分を愛してくれているのだろうか?」
というのは誰しもが感じたことのある飢えでしょう。
特に気になる人が相手ならなおさらです。
そんな飢えを満たすかのように主人公の青年は薬に手を出します。その薬がどんなものかも知らないで。
その後の展開は短いながらも心に突き刺さるものでした。行き過ぎた欲望の果てに起こった結末。短いながら寓話としてしっかり構成されており、自分の身の振り方を考えさせられました。