おかしなルールがもたらすものは、幸福か悲哀か

本作は、どこかおかしな、それでいて現実から乖離し過ぎない、

「あるかも知れない法律」

によって、描き出される、

「あるかも知れない未来」

このテーマでのオムニバス形式。
それでいて珠玉のショートショート。
作者の雪世明良氏の力量も相まって、何とも不思議な時間を堪能する事が出来ます。

……個人的には、どこか漂うアイロニーな雰囲気がたまりません。

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