心の闇が引き起こした悲劇、その裏にはさらなるダークサイドが!?

本作は二年前に自殺した女生徒の事件の真相を主人公とウザかわ少女が追究する作品です。
「ダークサイド」の名の通り、人間関係を円滑にするために自身の心の闇を隠し、表面を取り繕う人間の姿や、
慕っている人の闇を知り、その人のイメージが崩れていき、疑心暗鬼になっていく主人公の描き方が上手いと思います。
しかしながら、主人公の相方のウザかわ少女とその親友がなかなかクセの強い人物でコミカルなやりとりが多いこともあり、
重い気分にならず読み進めることができます。

現在読了時点では、事件の当事者の事実関係が明らかになり、これで事件は閉幕か? というところですが、
……これで終わりなのか?
事件の事実関係こそ明らかになったものの、それ以外の部分は謎が多く、
ここからもう一波乱あるんじゃないか? と思わされました。

この先に事件の新たなダークサイドが顔を出すのか?
これからも更新を見守っていきたいと思います。

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