概要
たとえどんな選択を迫られても――私は、未来を諦めない
両親ともに能力者。この世界に能力者が現れた【ゼロ期】以降、一度も一般人と血が混じったことのない純血の家の娘として生まれた神野アセビは、何故か上手く能力を発動させることが出来ない落ちこぼれ。
そんなアセビが通う国立中央訓練高等学校(通称:セントラル)に、一般人のエリート子息が留学生としてやってきた。彼らのリーダー格である柊ハルキは、初対面からアセビに不審な態度を取ってきて……。
『このままだと25歳で死ぬ』と宣告されたアセビは不本意ながら彼らに協力し、10年後に起きるという大規模テロを阻止する為、奔走する。
※小説家になろうでも公開中
そんなアセビが通う国立中央訓練高等学校(通称:セントラル)に、一般人のエリート子息が留学生としてやってきた。彼らのリーダー格である柊ハルキは、初対面からアセビに不審な態度を取ってきて……。
『このままだと25歳で死ぬ』と宣告されたアセビは不本意ながら彼らに協力し、10年後に起きるという大規模テロを阻止する為、奔走する。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!アセビの花言葉を
読み終えたら、アセビの花言葉を調べてみてほしい。読んでいる途中でもかまわない。
アセビの花言葉は「犠牲」と「献身」ともうひとつ。その花言葉を知ったとき、この物語の主人公の持つ名の意味がぐっと深まるように感じた。
最低最悪の未来から飛んできたという少年たち。
その少年たちと共に、未来の惨劇と自分の死を回避するために神野アセビは奮闘する。
バトルあり青春ありほのぼのあり。でも、物語の中心を流れるものは能力者と一般人、持つ者と持たざる者、それらの間で生まれる衝突や対立ゆえの悲劇だから重い。
重いけれど、読み始めると主人公アセビや彼女の仲間たちがどこにたどり着くのか気になってしまって読むのをやめら…続きを読む - ★★★ Excellent!!!未来を守るために過去へやって来た
超能力格差社会の世界で落ちこぼれの主人公を中心にスーパーエリート達が未知のテロ組織と戦う。
平穏な日々の影で残酷な事実が潜んでいた。
未来から来たイケメン達に巻き込まれる形で戦うことになった主人公。自分のルーツと過去と未来を知り、自らの意思で未来を守る事を決意。その過程が涙なしでは読み進められない!
親と子の、恋人の、親友の、仲間の、全ての思いが楽しいだけではない。辛く過酷な現実を受け止め主人公が出した答えとは。
ほのぼのとシリアスが絶妙なバランスで夢中になる。
超能力が便利な力ではなく、社会貢献に使われる道具として見られる正しいようで非情な世界が心に刺さる。
軽い気持ちで読んだら、どっぷり…続きを読む