黒チョーカーに秘められた想い

素敵なおとぎ話でした。
『記憶』と『歌』を奪われたメルと、枷をはめられた少女との出会い。魔女の秘密と、切ないお別れ。
全てが綺麗で、読後は心地よい余韻に包まれる事でしょう。

音すら聞こえてきそうな美しい描写と、短編とは思えない深い人間性。
短編はあまり読んだことのない私ですが、それでもこれが『お手本』と呼んで良いような作品だと思いました。

是非みなさん、メルが紡ぐ歌声を堪能してください。

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