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  • 第1話「勝利、その代償」への応援コメント

    お初お目にかかります。電撃繋がりで来ました。
    正気を疑う額ですね。いくら何かを守らなければという心意気があれども子どもがどうこう出来る話ではあるまいに。この泥沼、蟻地獄の様相を呈している物語は自分も陥る可能性がある話と思うと埋没してしまいます。
    機会がありましたら拙作もよろしくお願いします!

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    高給取りの両親が残したものを全て維持しようとしたら、まぁ、無茶な数字になりますね…。家だけ、土地だけ…と削らず、またこういう手っ取り早く金になりそうなところへ行くと、道徳を場代にして、命を賭けさせられる事になる…という、地獄のようなところへ行ってしまうのです…。

    こちらこそ、これからもよろしくお願いします。

  • 懸命になれることを見出すのは、人生において大きな収穫と心得ます。
    ゆえにこそ救われる心あり。たとえ一時は意図を外れるとしても、流れを引き戻しつつ前へ進む力となりそうです。
    さて罠、なるほど基と聡子の動きを確定するには間違いない手ではありますね。聡子への圧も小川の意図のうち、さりとて安土陣営の結束を誘う可能性もありますが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございました。

     聡子と基は、性別の垣根を越えた親友同士と思って書いています。
     性弱説に立つ事はあっても、性悪説には立てない…という長所は、悪意のある相手には弱点になってしまう事もあるようです。

  • 第12話「味方の編成」への応援コメント

    久しぶりに来ましたが、やっぱりめちゃくちゃ面白いですねこの作品。
    人物ごとの関係が複雑化してきて曖昧になっている部分もありますが、そのうち見えてくるかなと思って読んでます。

    勇気を出して両親に打ち明けられたのは良かったですが、両親ももう少し早く気づいてやれていたらと思ってしまいますね。基が不安にさせまいと振る舞っていたから気づけなかったのでしょうが。

    >頷く基は、言葉を出す前に一度、鍔を飲み込んだ。口の中はカラカラに乾いていたが、それを自覚できていなかった。
    鍔→唾ですかね?

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     鳥打家は、本当に平和な家庭であり、だからこそ基は隠すのに必死になっていた訳です…。基にとっても、自分に唯一、残されたInnocentな場所だったわけで…。

     それを自らの手で壊してしまう恐怖に打ち勝ち、しかも崩壊しなかったのだから、基は強い両親に育てられているのです。

     だからこそ、この章は長いですが、基が快男児と呼ばれるようになる、私の中では、かなり重要な章でした。

     誤字の指摘も助かりました。

  • さて小川、当たらずとも遠からず。
    核心とはいかずとも、痛いであろうところを衝きに来ましたね、
    されど勢力を増やせるのは自陣営の特権ではなく。
    この辺りに泥沼化の導火線が潜んでそうでもありますね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     小川には、他人を見下す事、また敵は劣等と見なす悪癖がありますから、それが大きく発動しているはず…と思って書いていました。

     とはいえ、これで小川は二面作戦を取った事になりますが、相手をする二つが協力できるかどうかはわからないはずなのです…。

  • 第17話「炎の大食い」への応援コメント

    陽も万能ではなく、それを自覚するがゆえの撹乱と。
    傷を気にすることもないとは言え、そこは場数を匂わせますね。
    対する小川、いかにも『らしい』というところですが。
    事態は次々と表へ洩れていきますが、舞台に対するスタンスもまた両者の違いを映し出していそうです。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     この舞台を維持するため、汚れ仕事を一手に引き受けてきた訳ですし、またその結末は自殺という形で収束させてきた陽です…。

     大久野案内人が、百識に一騎当千を求め、結果的に少数精鋭なっていったから何とかなってきましたが、何でもいいから数を揃えて、その暴力で攻めようという存在が出て来てしまったがために、酷い事になっている…と描けていると幸いです。

  • 第16話「田舎の事件」への応援コメント

    敵を知り、己を知れば、とも申しますが。
    さて小川、敵と己へ眼を向けてきたでしょうか。
    敵を侮り、己の不都合からは眼を背け、もちろんその一方で狡猾さを示しましたが、それにしても敵を知らずば不発に終わることもありましょう。
    もちろん敵も同類であればいい勝負、ただし不都合から眼を背ける必要すらない敵となれば、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     小川は、いよいよ能力の限界に達し、穴のある作戦を展開させ始めてしまいました。

     ここは絶対に突かれますね…。ここから、終盤に突入する…はずです。

  • 第15話「与太郎挽歌」への応援コメント

    さてSTRANGLE。
    元よりギリギリの綱渡りであるからには、不確定要素の数々にも気を配って然るべきところ、ですが。
    都合の悪い事実から逃げる行動原理からか、小川からは自分の前の落とし穴には鈍感な印象も受けるもので。
    それが攻めに徹するとなれば、なるほど見境がなくなるのも頷けるところがあります。計算が甘いゆえにこそ、事態が混迷を深める展開ともなりそうですね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     小川はこの時点で、陽と孝の他にも、聡子を守ると誓っている基、基に協力する事を決めている真弓と陽大も敵に回しました。2陣営VS1陣営…これは、不利に戦いになりそうですが…。

  • 第14話「綻び」への応援コメント

    証拠を残さず、疑いを残す、と。
    なるほど現象そのものを『なかったこと』にできなかった以上、疑いの眼が向く道理ですね。少なくともそういう国である以上は。
    そして警察が国の機関である以上、食らい付かれたらことが大きくなるのは必定。その辺りは勘所があるはずで、なるほどここを熟考せずば足を踏み外すのも納得です。
    さて、いよいよDEAD END。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     小川は陽のアキレスに言及したのですから、未来は定まりました。

     全面戦争といえば聞こえはいいですが、互いに使える人員は戦争といえる程、多くはないのですがね…。

  • 陽、なるほど再生の代償は確実に累積しているようで。
    聡子に対しての感情が湧かないのは、それこそ心身を壊していたというところが大きいでしょうが、以降は再生を経るにつれてプラスの感情か、あるいはそれに近しいものを失っているようでもありますね。
    さて小川の動きを補足したということは――。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     本来は陽も、娘の聡子と同じで、例え加害者に対してでも、反撃できない質でした。それ故に自滅していった訳ですが、今や別の意味で自爆も厭わない非情な男になっています…。

     いよいよ事態は悪い方向へ流れていくのです…。

  • 第12話「停滞・手痛い」への応援コメント

    往々にして、ことを興す人物は無常を心得ているものですね。一つの形態に囚われず、本質の継続や進化を求めるもので、この点では小川は及びもつかないものと推察します。
    恐らくは優先するもの、察するに『白日の下に晒さないこと』を守るために、今ある舞台を自ら制御して葬るところかと。小川の性格では秘匿の我慢は期待できそうにありませんので。ゆえに『店じまい』、口封じを意味するものと映りますが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     月兄弟にとって、この「舞台」というものがどれだけの価値があったのか…といえば、おそらくはさほどもなかったのです。
     ただ、乗っ取られてもいいかといえば、それも違っていて…この辺りから、ダムを崩すアリの一穴になっていくのかも知れません…。

  • フラクタル構造のごとく、集団の中には一定の構造があり、されどその一部を取ればまた相似形の構造があり――と、さながら入れ子のような構造がありますね。つまり支配層の中にもその支配層がいる、という。ならばその法則を読んで辿っていけば――というところでしょうか。
    いずれ我欲に任せて突き進む小川ですが、他人を陥れる手に関しては侮れませんね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     ナポレオンが、人を支配するのに必要なのは金と恐怖であるといっていた通り、人工島の低収益層に存在する人々は、条件さえ整えば案外、簡単に転んでしまうものだと思っています。

     今までは自信を喪失してしまう程度だった百識が、自分の力不足を脇に置いてしまえる状況で、アジテータが現れたら…と。

     ちょっと騒がしい状況になっていきますね~。

  • 第10話「嵐の中の一門」への応援コメント

    なるほど、ある意味同類であるがゆえに知るツボ、とも映ります。
    自分以外はクズ、ゆえに死んでも構わない。自分は尊いから生き残る――という論理が見えますね。それが観客も同類だからこそ支持される、という図式かと。
    ならば次は、犠牲を求めて次から次へと手を拡げていきそうですが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     現実でも、例え友達の痛みが自分の痛みのように感じられる者でも、他人の痛み、苦しみに対しては無関心という人が、割といる印象があります。

     それをフィクションに落とし込むと、極端な排他主義になると思うのです。小さいところではルゥウシェの劇団、大きな所では、この舞台…と。

  • 基も方が使えるとなると、いよいよ舞台に上がる時が近づいているような気がしますね。

    >百識とゾンビは一蓮托生と言う事だが、基に振るった郁子の《導》は違うのだ。
    郁子→聡子ですかね?

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     別の物語のヒロインの名前を使ってましたね…。修正しました。

     そして基も、そろそろ手を伸ばされていくことになります…。

  • 見境なし。
    されど小川という人物、部隊の観客という人種を考えるに、深層ではこうなって然るべきところがあった、とも言えそうな気はします。
    その核心は、『加害を喜ぶ』。これまで存在してきた抑制も、きっかけ一つで吹き飛びそうなものではありましたから。
    さて、暴走の行く末は。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     今までは芽の段階で月兄弟が手を打っていたし、案内人も、ここまで《方》が弱い百識を大量に集めようという気にもならなかったし、何より六家二十三派が健在だったため、自分たちの「蓋」は六家二十三派だと思っていた新家との協力も、大量には得られなかった…と、バランスが取れていた所へ遭遇してしまった崩壊ですから…。

     今後は、多くの者が「自分がされていたことを仕返していく」という方向へ…。

  • 第8話「広がる間隙」への応援コメント

    欲あるところに、さらなる欲あり。
    都合の悪い自分から逃げる者は、往々にして自分に都合のいいシナリオだけを描きがちですね。そこに他者の都合はなく、また同時に他者を見下しがちでもありますが、肝心の自分が同類であることに思い至らないケースも多そうです。
    そうして自滅、ただし他人を巻き込んでいくがゆえに、争いを遠ざける勇気が強さを発揮することは多そうです。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     低収益層には、往々にして他罰的、確信犯的になるものだと設定しています。仲間も敵も、案外、同属性の者になりやすいのは、そういう理由になるはず…と。

     そうでなくても、人を引きずり下ろすのが好きな人って、割といますから。

  • そしてここでも、DEAD END, STRANGLE。
    愛するほどに苦を与えることになる、残酷な事実ではあります。割り切ろうにも、恐らくはそのためにまた苦を真弓に与えてしまう、ゆえの真矢の苦悩と。
    主観は同じ事実を楽とも苦とも解釈しますが、されど優しさのゆえに苦となることも、この場合は事実ですね。これは重い。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     凄まじい、凶運とでもいうくらいの不運が重なった結果ではあるのですが、この人工島では珍しい優しさを持っていたが故に訪れてしまったのかも知れません。

     優しい事は、優れている事でもありますが、それを決して許さない悪意も存在してしまっているのは、基の時に証明されてしまっている訳で…。

  • 人の心は、他者から見れば思い通りにいかないものの最たるものでありましょう。
    されど、だからこそ、互いを認め合い、支え合える関係性と、その礎となる心のありようは大切であり、ただ同時に持つには至らぬ人も多いですね。
    その事実から逃げるとき、つまりは己の価値を大きく損ねているわけですが、人によってはその事実からさえ逃げるもので。
    さて真弓、心のありようを守れるか。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     自分の都合のいいように解釈し、それ以外の選択肢を選ぶ者はバカと扱うのが、六家二十三派の百識に共通していますから…。

     そして真弓と真矢は、この事態をどう抜けられますやら…?

  • 第5話「DEATH」への応援コメント

    真矢の苦悩は、ある意味割り切れないからこそのものではありましょうけれど。見方を変えれば、諦めないところへ持ち込める性質のものであるかもしれませんね。苦悩を早々に手放さないからこその強さというのは、間違いなく存在するとは思いますので。
    その点、乙矢が見たものが鍵ともなりそうですが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     真矢の弱さは強さの裏返しだから、より苦しんでしまっています…。
     しかし彼の苦悩の答えは…ここから数話で明かされる悲劇なのです。

  • 乙矢の考えに頷く私です。
    動くほど沈む時があることも、占いにすがるのが思考停止であることも。
    もちろん、あらゆる時に心を強く持てるわけではないのも確かですので、重要度の低い分野に限るのが望ましいとは映りますが。
    乙矢が占うとはいえ、確信のないことでは魔法の力も絶大とはいかず。
    さて、こういうときの占いの的中率はいかに。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     乙矢は全てを見通してしまいますから、達観した風にもなるのですが、決して達観している訳ではないという点がミソというもので…。

     しかし、こういう嫌な時は嫌な事が起きてしまう…のは間違いないでしょうね…。

  • さて波乱の宣告。
    医療の《導》で生き返るとなれば怖い物なし、かと思いきや。
    副作用があるのでは――とも疑うところがあります。聡子の《導》で生き返った基は影響を受けていたようでもありますし。
    何かと波乱が大きそうではありますね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     月兄弟は医療の《導》を持っていたのです。

     これで生き返ると、《導》が身に付くという副作用があり、基も陽大も《導》を得てしまいましたが…私が思うに、それ以外に重篤な副作用があるはずなのです。

     彼らは自分の命すら粗末に扱う訳で、そんな二人が他人の命なんて尊重しないという心の変化が、最悪の部類なのでは? と思うのです…。

  • 第2話「ゲームのルール」への応援コメント

    小川達がどこまでも幼稚なのはある種の哀れさを感じてしまうなあ。
    下手に生かしておくことの罪深さというか何というか。
    (両陣営とも)本人たちの自覚のなさが救いではあるんでしょうけど……

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     少しでも頭が回るならば、こういう舞台には手を出さないはずですから…。

     一度でも上がれば、そう簡単に降りられられなくなるから、アンダーグラウンドのはずなのです…。

  • 第2話「月家の兄弟」への応援コメント

    なるほど、だから「下らない」と。
    されどこの立場にいるということは、彼もまた見下す側にいようとしていた可能性もなきに非ず。ただし舞台を死守しようともしていない辺りで、それなりの思惑を抱いているようですね。
    そして六家二十三派の精神性、一種の逃避が行動原理に混じっている気配を感じます。であれば、その逃避が叶うならいくらでも暴走する可能性が。
    さて孝、その思うところは。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     見下している先が違うだけで、孝も六家二十三派を見下しているのは確かですしね…。
     理由は様々ですが、こういう態度に出られるのも、何らかの力があるから…ですし。

  • ふと感じた気安さで洩れ出るほどに、久保居氏の内圧は高いようですね。あるいはそれを『自分が弱い』と感じるところでもあるのでしょうけれど。
    されど投げ出さない、そこに相手を人と見る眼と、情を守りたい心があるのかと。もちろん楽ではありますまいが、それを他人のせいにせず、押し付けず、という踏ん張りは、世を支える力の一つであろうかと。
    百識のほとんどは捨て去って恥じない踏ん張り、そこに破壊とは対照的な、建設の強さを垣間見ます。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     何も特別な力を持っていないけれど、真矢は強い男のはずなのです。捨てるに捨てられないという解釈もできますから、弱さの裏返しともいえますが…。

     真矢は、どこかで誰か繋がっているかも…?

  • 第21話「消えた後継者」への応援コメント

    なるほど会に愚かな先走りはありましたが、されどそこを補いに来てくれる友が、愚かしさをも上回る力となりましたね。
    何物かを築くに当たっては、束ねるべき力が必要になるもの。壊す中で築く価値を、知らずのうちにとは言え成したことにもなりましょうね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     信用とか信頼とかが、全体的に不足しているのです。

     信じて用いる相手がいるのか、信じて頼れる相手がいるのか…そういうものが、多くのキャラクターには不足していて、それを得る事が強さだと思うのです。

     当主には自分以外に頼れないし、自分の力しか用いられないけど、会は梓や陽大に頼れたし、用いる事ができたからこそ強さを持っていた、と。

  • 第20話「光射す」への応援コメント

    与え合い支え合い、つまりは『巡る』こと。
    確かに相乗効果というものは、プラスのフィードバックあってこそのものですね。長所を活かし合うからこそ1+1が一次元の数直線を超え、1+1+1ならば多局面で強みを発揮できます。同時にその価値は、数直線に縛られていては決して認識できぬもの。ならばこそ至れる境地もありますね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     別のいい方をしますと、マイナスばかりの人生だからこそ、掛け算に転じる切っ掛けがあれば強烈に強くなると思うのです。

     砂漠の草みたいな苦いものばかり中で、守らなければならないものを見つけたからこその強さというものがある…と。

     私の創作全てそうなのですが「日本のサラリーマンこそ最強」なのです。会社にも社会にも絶望していて、家庭でも無視される孤独、それらを許容する世間への恨みを持っていても、守らなければならない家庭がある彼らは強い、と。

  • なるほど当主、痛みも苦しみも正面からよく知るであろうだけに、動揺少なく迫りますね。
    ある意味この打たれ強さも隠し球、相手を見下すことに逃げる手合いにはさぞ難しいところでしょう。
    ですが隠し球ということでは陽大も切り札を出してきましたね。まさにここぞという時、最後のこらえどころとなれば納得の一手。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     死んだ方がマシだと思いながら生きてくるしかなかった経験があれば、何とか耐えれてしまうものなのです。

     呪われてるのか祟られているのかというような人生だった陽大だからこその《導》ですが…この先も、陽大だかにこそ聡子が渡せた《導》のはずなのです…。

  • 第18話「これより死地へ」への応援コメント

    なるほど未練とは、ここぞという時に己を縛り、奮い立たせる足場たり得ますね。
    ただしそれは、その未練による心痛を己のものとしてきたがため。責任を他人に押し付けず、己独りで背負ったからこその意地であり、あるいは未練への恐怖であり、要は『自分の足で立つ』がためかと。
    で、あれば。当主もまた己独りで背負うものを持っているのでは。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    意識するとしまいとに関わらず、人を傷つける側にいる者には耐えられない結界だけど、傷つけられて耐えてきたならば何とかできる結界なのです。多くの人は、自分の代わりに他者を傷つけたり、仕返しする事を経験してきますが、陽大や復讐など頭にないタイプですから。

    ただしんどい目ならば、会も梓も、当主もしてきましたね…。

  • 第17話「天王山」への応援コメント

    生き延びること、考えること、意表を衝くこと、戦う上ではいずれも生命線でありましょうね。当主は小馬鹿にして(いるように振る舞って)いますが、会は至極真っ当になすべきを学び、実行しているものと窺えます。
    そして梓の言、まさに「不可能だと思った瞬間、負け」ですね。不可能だと断じることは、つまりそれだけ衝かれる隙を作ることに他なりませんから。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    本来、乙矢の魔法がそうであるように、《方》や《導》は不可能を可能にしてしまう可能性を持っている訳で、「相手はできないだろう」と考えていたら、思わぬ事故が起こるもののはずなのです。

  • 第16話「従者、到着」への応援コメント

    さて到着。
    なるほど結界であるだけに、外部からの侵入も容易ではない――と。
    知られたら殺すのみの奥の手だけに、当主はそこにも気を回していますね。
    ただし梓を相手取る可能性にも言及した以上、当主は乱入に無防備とも限りませんが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    「自分に有利な空間を作る」が主たる目的のため、そういう風になってます。籠城が有効なのは、外部からの手助けがあるか、相手の平坦が途切れるかなので、当主は平坦が途切れる方を選択しています。

    一対一ならば、梓や乙矢、矢矯や弓削といった味方サイドの年長組とも戦える術がある当主ですが、今回はその他にも二人います…。

  • 第15話「我が眼前の悪魔」への応援コメント

    投手の結界は、なるほどインテリジェンスの不足を補う役割があるもののようですね。もちろんこの上に技術が乗れば相当なもの。
    そう見れば、会は鬼神内部の自分を強化して、より自在に動き回れる――という可能性も持ち合わせていることになります。
    ただしこの場で今すぐというわけにもいかないでしょうし、何より心理を呑まれているとなれば苦しいですね。
    さて救援は間に合うか。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     自分の能力に自信がある人って、スポーツなんかのワンマンチームが特にそうであるにように「いざという時、一人を選ぶ」と思うのです。その方が上手く行く自信があるし、事実、上手く行く事が多いですから。

     それに対し、麻雀なんかは常にそうですが「相手を降ろさせれば勝ち」という方向へ進んだのが当主であると考えてました。相手が安パイしか切ってこなくなれば、いずれツモ上がれるし、ツモ切りマシーンになれば、こちらはツモでもロンでも上がれる、と。

     会と当主は鬼神を直接戦闘以外に使うという方向も、自身の武力を決定打に持つという行動も、実は共通していますね。

  • 第14話「悪友の奸計」への応援コメント

    理屈ばかりともいかず、というのは、人の身であれば痛感するところですね。意地も然り、情も然り。
    されどそこで責任を他人に押し付けないのは美点でありましょう。己が成したい、ゆえに己の責任で、という潔さは、見る人が見れば間違いなく価値でありましょうから。そして人は信ずる価値のために動くものですね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     ここで敗因にも勝因にもなる要素が浮上していくのです。

     ここまでの計算を、果たして当主はできていたか? 会はまず間違いなくできていませんが…。

  • 第13話「輝く時」への応援コメント

    先入観を捨てる、固定観念の裏を衝く、機転や工夫と組み合わせれば実に強い立ち回りが可能になりますね。
    なるほど清の在りようを認められる器とあれば、固定観念を捨てるに躊躇はなさそうです。
    同時に会、躊躇わずに身を隠す判断は相手の格を認める器の表れでもありそうです。
    つまり双方、不完全なれど認めるを知る。器と器のぶつかり合いと見えますね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうごいます。

     8章の副題「鈍色の鬼神、月華の下で我らは死なず」の月華とは、この鬼家月派の伏線なのです。
     月美代治、月 陽、月 孝、安土、聡子…月派に繋がる者は皆、物語の中心に来るので…。

     ならば、鬼家月派の当主は、他の当主とは一線を画す存在なのです。タブーとさせる肉弾戦を駆使し、攻撃にも使える《導》を、攻撃以外の方向へ伸ばしていき、そして今、会を失う事に痛恨の想いを抱いている…と。

  • 第12話「母と娘」への応援コメント

    さて当主、この余裕はいかに。
    もちろん策は意表を衝き、不埒者ことごとくを平らげつつはあるのですが。
    見られたら必殺、でありながら会と語らうというのは感慨のゆえ、とも限りませんね。余裕がないからこそのハッタリか時間稼ぎ、という可能性もあろうかと。
    されど今の会は術中も同じ、ひとたび嵌まって抜けるのは容易ならざることとも見えますが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     当主の戦法は「戦場を掌握する」という事に特化しているのです。当主の《導》も未完成で、もしも相手が身に着けている武力が自分を上回っていた場合は破れてしまうのですが、それが可能な者など、実は矢矯や弓削クラスでないといないのです…。

  • 切り札ならば、必殺これあるのみ。
    なるほど勝負の場であるほど面倒になりますが、本来の『死合』であるなら成立もしますね。ただし、あくまでも『必殺』が前提ではあります。このあたり、切り札を隠し持つことに意義を見出す思考とは無縁のようですね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     会は既に厳密な感知を身に着けているため、隠す事が出来ないのです。次辺り、当主の鬼神について知ってしまいますが、それでも矢矯や弓削がそうであったように、「分かったところで対処のしようがない」という攻撃を身に着けているからこそ、自分のペースで事を進める口三味線が必要なわけで…。

  • 第10話「彼女は見ていた」への応援コメント

    ただ一戦、ただ一勝。
    他の場なら潔く響くであろうこの言葉、ここでは逃避の意味を帯びて寒々しく映りますね。
    歴史に幕、とは潔く去ることでもありますが、嘲笑の言葉に言葉をもって応じる時点で余裕を欠いていそうです。
    道半ばの会、さてその行方は。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     矢矯や弓削は、一戦して一勝する事を主に考えて行動してきましたが、会はまだその段階には達していないですからね。
     姉妹が得られなかった「師」という存在を得て、新たな境地に到達して、さてこれから伸びて…という団塊ではありましたが、一足飛びに当主に挑んでしまった訳です。

     しかし道半ばだからこそ、できる事もあるはずなのです…。

  • 第9話「中古のスズキ」への応援コメント

    認識次第で、物事は変わりますね。
    眼先のことだけ見ていれば眼先の意義しか心に留まることはありませんが、視野を拡げてみればポンコツがポンコツでなくなることなどよくある話で。
    されど今の会は都合のいい根拠にすがって、事実から眼を背けている状態です。見えていない事実は避けることも、また応用することもできません。
    ゆえに『敗因のみ存在し、勝因とは敗因を減らし、避け続けたことにすぎない』という認識が刺さります。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     しかしこの場合、会の長所と短所は表裏一体であり、敗因となりうる要素の内、いくつか勝因を引き寄せられる要素になっているのです。
     会が自分の弱さを無視し、自己の都合のいい部分に縋るからこそ、ついてくるものがあるので…。

  • 相対視そのものは生物の基本とは申せ、自分以外のものを判断基準とすると、途端に危うさが伴いますね。
    生物である以上、自分以外のものを完全に知ることはできませんし、同時にあらゆるものは移ろいます。何より自らの成長がそれを明かしているわけですが、会は明確に眼を逸らしていますね。このままでは自滅への道を突き進むことになりますが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     絶対評価にせよ、相対評価にせよ、客観的なものが失われると、本来は宛てにならない評価になるはずなのです。

     会は自身の力を全て把握している訳ではなく、特に自分が使える最高の力は何なのかを知らないまま進んでいますが…それでも救いはあるはずなのです。それが、屋敷を出て熟してきた戦いと生活の成果なのです。

  • 未来予知、とは申せ。
    不完全であるからこその最善、という考え方もできますね。確定していないからこそ、積み上げ展望し、賭けることにも意味を見出せるという。確定の未来など、かえって絶望の元でありましょうから。
    もちろん、見えないゆえの始末の悪さはあるにせよ。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     希望も絶望も、確定しているものなんて存在しないと知っているのが、年長者だと思っています。そういう意味を、登場人物の中で年長者に分類されている乙矢や梓は知っている…と表現できていると幸いです。

     この世界では、どんな未来でも、大抵、始末に負えないものばかりな訳ですから…。

  • 第6話「縋る言葉」への応援コメント

    前のめりになる時の中には、『現状からの逃避願望』が優勢になっている場合がありますね。
    何せ逃げたい、言い換えれば『都合の悪い自分』から眼を背けたいわけですから、都合のいい言葉や思い込みに飛び付くわけです。ですがもちろん、根本の解決にはなりません。どころか長期的には悪化を招くことの方が多いのではありますまいか。
    このような背景もあって、私は『都合の悪い現実にも向き合うことができる強さ』は何物にも代え難い価値を持つと認識しております。痛く、厳しいことではありますが、その向こうに見えてくる可能性を考えるに、事態を打開する可能性は極大化する、と。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     孝がウソこそついていませんが、本当の事もいっていない状況なのは、会が気付けないから…という理由のはずなのです。

     今の会ならば、勝因にできるキーパーツをいくつも持っていますが、さて使い熟す以前に気付けるかどうか…というところ…と書けていると、いいのですけれど。

  • >話したい事がある者に対し、閉ざす扉を乙矢は持たない。
    この一文が、なんだか良いですね。
    ここから良い流れになれば良いですが、一筋縄ではいかなそうな予感がします。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     的場姉弟にとっての矢矯、陽大にとっての弓削に相当する存在が、基にとっては乙矢なのです。

     乙矢とて幼い部分、拙い部分はあるけれど、基を導ける存在として、基に閉ざす扉はないのです♪

  • 第5話「囁き」への応援コメント

    一蹴、という言葉が頭に浮かびます。
    会の知りたいことを認識してか否か、孝は安土の知られたくないことから見事に焦点を外して行きましたね。それどころか明後日の方向にある別の関心事に巨大なエサをぶら下げていったという。
    さらには孝の言も嘘ではなく。巧妙に受け流されたのか、あるいは――とも考えますが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     嘘は吐いていないけれど、本当の事も一切、いっていないのが、DESに於ける非戦闘員の特徴なのです。

     会に「勝てる」と解釈させてしまった言葉ですが、ここが狂言回しの本領発揮…と書けていると幸いです。

  • こだわりとは、ある意味では己の身が理解していれば足りるもの、ではありますね。他人に講釈を垂れたくなるのは解るとして、求められているのでなければ単なる押しつけというもので。人が離れる理由にもなる特徴ですね。
    ただし関係を断つのが基本の舞台であれば、なるほど余計な情報が洩れないことこそ肝要というもの。コミュ障はなるほど、そういう適性でもありそうです。
    さて孝、『見ている側』とは穏やかではありませんね。もちろんこの場では承知の上でありましょうから、思うところもありそうです。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     私の物語で「孝」の字が入っている人物は、割と大事な情報を握ってたりします。

     この月 孝も何かを知っていて、割と大事な滋養法のはずなのです…。

  • 第3話「その逡巡は?」への応援コメント

    臨機応変。安土の得意分野ですね。
    いずれ未来は見通せないので、現状手持ちの材料から最善と信じる手を導き出すのは、積もり積もって『いい判断』の数を稼ぐことに繋がりましょう。
    さりとて人の身、全知全能とはいきませんから、裏目に出ることにも覚悟が要りますが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     一件、全て成功させてきている安土ですが、細かなところでは失敗もしているし、運が良かったから上手く行った点も多々ありますから…。

     娘のことがあるため必死なのですが、この辺から何か起きていくかも知れません…。

  • 第7話「基のプライド」への応援コメント

    復活してからの基は、前章までとは比べ物にならないほど逞しくなりましたね。
    弁当を取り上げられなくなっただけでも凄いですが、これまで守られるだけだった彼が、誰かを守りたいと必死になる様に、確かな成長を感じます。
    ただ、団結すればするほど周りからの当たりが強まって、更なる係累に巻き込まれそうな気もしますが。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     5章からの基は、私の思う「快男児」を表現したいと思って書いています。自分の事を最後に考え、自分の幸せを投げ捨てれば、他人を二人幸せに出来ると覚悟を決められる男になる途上なのです。

     周りから吹く風は強くなりますが、あらゆるものから聡子を守る、水晶でできた大樹…それが基である、と思って書いていきたいと思っています。

  • 第2話「瞼の君」への応援コメント

    夢の男、何かと繋がりが……。
    よく考えてみれば、百識というのも狭い世界ですものね。その一部が舞台に立っていれば、いずれ接触する縁もあろうというもので。
    さてこの縁、どう出ますか。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     新家月派は、様々な鍵を握る一族なのです。聡子の父親がそうですしね…。

     この夢に荒寄れた男は、…もう少し先に関わってくる人物です。

  • 第1話「幕間にて」への応援コメント

    殺意とは、向き合うことを拒否する究極の姿勢ですね。相手の反応を、未来のある形へ御し得ない(これには相手の意志も含みますが)という時点で勝ちにはなりませんし、殺そうとするなら、他のあらゆる手段を放棄するということでもありますので。そこに逃げの意志があるならなおのことかと。
    会、そこに思いをいたし得たというのは大きな前進でありましょう。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     他のシリーズでもいってるのですが、私のポリシーは「悪意や敵意を伴わない殺気を持てる者が強い」なのです。恨みを抱いている相手に対し、軽々しく抱く程度の殺意は、最も醜悪な感情の一つだ、と。

     会が乗り越えるべき壁は、「相手を引きずり下ろす」という思考からの脱却ですが、さて…会だけは先が読めないはず…と私は思っております…。

  • 第13話「矢矯の覚悟」への応援コメント

    先が気になって、章末まで一気読みしました。
    1章のときの余裕な立ち振る舞いとは打って変わって、命がけの闘いでしたね。明津と矢矯が同じ種類の武器を持っているというのは予想外でしたが、臨場感あふれるシーンの連続で面白かったです。次章も楽しみです。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     矢矯の持つ最大の弱点は、その特殊な《方》の使用法がある故に、他者との連携が取れない事なのです。味方サイドの持っている力は、専売特許という訳ではないので、他にも持っているキャラが存在しています…。

     そして、この4章で出て来た医療の《導》や、冒頭に出て来た聡子など、これで3章と5章が繋がるのです、

  • 「この世は、適者生存――強弱じゃねェ、適した者が生き残る!」
    このひと言が実に矢矯らしくて好きです。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     矢矯の持つ《方》自体は百識の中では劣等ですが、それを使い熟し、状況に適応する事で勝っているわけですから、パラメータの高低、力の強弱など問題にしていないはずなのです。

  • 第8話「弱い方が負ける」への応援コメント

    3対2なら数で多い3のほうが有利に思えてしまうのですが、なかなか奥深いものですね。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     剣道にせよ柔道にせよ、またボクシングや空手と、武道や格闘技で多対多が行われる事って、ないのです。

     なので実際にやるとなったら難しいのです…。

     そして寧ろ、矢矯ならば1対2の方が戦いやすいかも知れない…くらいまであります。

  • 第6話「安土の出番」への応援コメント

    矢矯はとことん誠実な男ですね。
    裏切られても好きでいるというのは、客観的に見れば愚かなような印象もありますが、曲がりなりにも美星と付き合う中で彼女の良い面を確かに知ってきたからこそ、嫌いにはなれないのかなと思ったり。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     矢矯の長所であり、短所が「人をそう簡単に嫌いになれない事」なのです。どれだけの目に遭わされても、美星の事はそう簡単に嫌いにはなれない…これはいずれ大きな事件に繋がりそうなのですが…。

     人格者ではなく、寧ろ嫌われる事、軽く見られる事の多かった矢矯にとっては、自分の中に、最終的に否定されてしまうとしても、長所を見つけ、それを好いていてくれた美星は、嫌いになれない相手なのです。

  • 第3話「SonicBrave」への応援コメント

    ここまで強くなっているとは思いませんでした。矢矯の『方』をかなり自分たちのものにしたようですね。傷つけても殺しはしないという信念を受け継いでいるのも、良いですね。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     見かけは圧勝なのですが、これも絶対に不破の技ではないので、対処できる相手だった場合、寧ろ瞬殺されていたりもします…。

     既に一人殺している仁和は兎も角、孝介は無事に日常へ帰すのが矢矯の役目でもあるのです。

  • 第2話「的場姉弟再び」への応援コメント

    ここで的場姉弟と矢矯が再登場とは! 2章分挟んだ間に、彼らもずいぶんと成長したのでしょうね。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     8章までが、いわば第1部で、そこまでに3つのチームが交叉しながら進むようにしてあるのです。

     的場姉弟と矢矯の第1チームは主力なので、まだ色々とイベントがあるのです。

  • 確かに、ここまで読んで読者が離れてしまうというのはわかるような気がします。章末なのに後味悪すぎますからね。

    しかし、この章末だからこそ次章以降への期待が高まるので、続きを楽しみに読みたいと思います。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     陽大は漁師を得て切り抜けられたのに、基は何で…といわれた事がありました。
     基は、じっくり事情を書いていきたいと思ったからの展開なのですが、なかなか難しい所で…。

     5章に進むと、受け入れてもらえるはず…というのは、ちょっと言い訳としては最低の部類ですかね(ノ_・。)

     4章も色々と伏線は張り、5章へと続いているので読み進めていただけると嬉しいです。

  • 第16話「帰宅した放蕩娘」への応援コメント

    文字通りの行き詰まり、雁字搦め。
    未熟は己の至らなさを認識させないこともよくありますが、この勝負に乗った時点で、会が底を踏み抜いた感を抱きますね。
    負けはもちろん、勝ったら勝ったで己に負ける、つまりは悪循環の罠という。
    梓としても、心を操るのは(可能であっても)人の尊厳に背を向けることですし、となればこちらも八方塞がり。
    さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     梓が背後にいた事に気付いていない会は、六家二十三派の悪い所が出てしまっているのです。自分の身の丈が、あまり分かっていない…と。

     だけど見方を変えると、「梓がいる」は会の力でもあるといえるかも知れません…。

  • 第15話「大願成就」への応援コメント

    一点集中。
    当てることに意識を向ける時、広域へ力をばらまくことはむしろ仇ともなり得ますね。そも狙いもしなければ、膨大な力を要する道理。相手によっては弾かれもよけられもするもので。
    逆に当てることに心を砕くなら、力を集めることもできます。策を講じることもできます。選択肢が増えるはずなのです。
    ゆえに歌織、狙いはよかったはずですが、策は道具。つまり誰でも使えるわけで。
    ここは梓の策が総てをさらった形ですね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     本当ならば必殺の恐ろしい《導》なのですが、私が思っていたのは、結局、運用方法に体系などがなく、また実戦経験も拙いため、「派手にする以外に進みようのない袋小路に陥ってしまっている」でした。

     梓は、「卑怯者のすることは、卑怯者には分かるものですよ」とでもいうくらい、相手の事を察せられるはず…と表現できていれば幸いです。

  • 会、さすがの胆力。
    逃げたい欲求の向こう側に勝機を見たら、躊躇を振り切って踏み込めるのが強いですね。もちろん相手もただでは怯んでくれませんが、駆け引きに向き合う構図と映ります。
    ただし駆け引き、罠も多分に仕込んでありますが。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     勝機は前にしかないですからね。物理的な方向ではなく、心を前進させる事を止めたら敗北と落命が待ってます…。

     罠は…実は双方共にありますしね…。

  • この回も、とても素敵だなと思いました*

    食事って、生命の根底にあると言いますか、人間の元というか、
    朝ごはんの場面など、人物模様に、近づきますね。

    ほのぼのするような、丁寧に描かれていて。
    人物への愛情を感じます・・。

    ミックスジュースも美味しいですよね!*
    わたしも最近、時々飲んでいます。

    そこから、ふいに、過去の場面へ。

    ふとした話のきっかけは、現実でもこんな風かもしれないと思いました。
    とても好きな場面でした。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     このDEAD END,STRANGLEは、登場人物それぞれ暗い過去があるのです…。

     神名はこういう過去があるが故に、誰にでも優しくしていたいと思っているのです。

     辛い過去こそ、落ち着いたタイミングで出てくる気がします。

  • ここでルゥウシェが再登場するんですね。
    まだ闘いのための武器を持たない基がどうなってしまうのか、続きが気になります。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     きてしまったのです。
     そして基は、まだ守られるだけの存在であり、男子として「誰かを守る」という点には欠けていますので、さて…。

  • 第13話「嗤う当主」への応援コメント

    手の内は本来秘中の秘、ゆえに繰り出すときは必殺を目してのこととなりますね。会が必中をこそ狙うのは間違いなくいいところですが、なるほど同じ攻め手は通らないようで。
    となると機転や駆け引きで勝負をかけることになりそうですが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     会が矢矯や弓削並みとはいわずとも、陽大や基と同程度に、自分の持つ接近戦の技術を信じていられたのならば、場合によっては瞬殺も有り得たのですが、それを選択できないのは、やはり《導》があるからなのです…。

  • 第12話「歪なる当主」への応援コメント

    血統、正確にはそこに由来する能力にこだわる伝統主義が六家二十三派ではあるのでしょうけれども。
    しかしながらそこには、硬直化した価値観のみを尊ぶ思考停止の影が覗きますね。
    曰く「自分は優れているのだから、それ以外を意に介する必要なし」。されど新たな価値観の中から画期的な発想が生まれることは理の当然。武道においても守破離の概念が存在するのに対し、六家二十三派に漂うのは逃避の一語。即ち「都合の悪い自分を見たくない」。
    さて会、その硬直を崩せるか。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     六家二十三派をサラブレッド宛らの血統主義と書いたのは、サラブレッドの世界に私が感じているダメな点を込めています。「サラブレッドは足が速ければいい」というのが、囓った程度の者が感じる事だと思うのです。
     対して軍馬となると、走るだけでなく、跳ぶ事や耐久力など、色々な点に注力されなければならない訳で、そういう視点の欠けを、仮託しています。

     いつもならば、矢矯や弓削はその点をついて行けますが、会はどうなるか…なのです。

  • 第11話「陰険漫才」への応援コメント

    相手の望む答えを用意する――というのは、何かにつけて強いですね。ただし望むがままの直球、では相手の総取り、要はバランスが取れないもので。よってWin-Win、形だけでも落としどころというのは、理解力があるほど効くものではあります。
    もちろん、そこに悪意を見抜かれなければ、ではありますが。
    今回の罠は、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     大抵の場合、安土サイドの者は色々なモノが欠落しているので、釣ろうと思えばあっさり釣れてしまいますから…。
     小川が抱いている悪意や敵意には、気付いていても対応できない…だかこその行き止まりというものでして…。

  • 第10話「隠者の逆位置」への応援コメント

    相手の誘いと自分の意志、上手く折り合いをつけていくのも世渡りのうちではありますね。誘いに乗るなら敢えて乗る、弾く時には頑として。この辺りの自制は、それこそ駆け引きにも繋がりそうです。会、自制を身につけられるか、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     しかしいつも通り、気性というモノがあり、それは嫌が応にも行動を縛ってしまうのです…。

  • 第9話「やって来た当主」への応援コメント

    歪んだ価値観同士ながら、利害が合えばお構いなし。歪みを通り越した合理が、この際はそら恐ろしくすらありますね。ただしあくまでタイト・ロープ、ひとたびバランスが崩れたならどうなるか。
    とは申せ、当面の利害は一致を見たわけですから脅威であることに変わりなし。さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     会の相手が来たのです。
     悪阻肉はいずれぶつかるであろう百識と、格の上では同格の。
     用意する時間は常に不足気味で、ここから12章も佳境に向かうのです。

  • 第12話「楽園への侵略者」への応援コメント

    ワクワクする展開になってきましたね。
    ただ、このまま校長がおとなしく引き下がる感じでもなさそうで、どう動いてくるか見ものです。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     自分の事を狼や虎だと思っている相手には、犬のケンカが最も適するというものなのです。
     即ち真一文字に相手の喉笛に食らいついて、死ぬまで離さない、と。案外、狼やライオンの狩りって、獲物の急所を捉える攻撃は少なく、負傷した相手が弱るのを待ってる事が多いというの、基の周囲にいる生徒や教員と同じ動きに見えてしまいまして。

  • 第8話「快男児の手伝い」への応援コメント

    少々ズルい感はありますが、さりとて巡り合わせもあるというもの。基の協力を得られたのは喜ぶべきところで在りましょう。
    ただしと申しますか、なるほど通り一遍の訓練ではありませんね。さりとて必殺の流れそのままの反応とあれば、実戦を想定した訓練としては申し分なしでしょうね。
    さて水面下、不穏な動きも。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     詭弁を弄しているし、基の性格を利有しているともいえるのですが、誰かを貶めるための間接的な利用ではないならば、乙矢も追及しきれない所なのです。

     そして小川の方も、実はそこそこ人望があったりします…。

  • 何センチかで手の内は変わる、まさにその通りですね。貫手には指の長さだけリーチを稼ぐ意味合いもありますし、そこにペンを持ってさらにリーチを稼ぎ、眼を狙いにいく戦法(実戦用)もあると聞き及びます。
    そして「当たらなければどうということはない」、さらには相手の肉体にさえ効けばいい、という事実も存在しますし、回避と必中は戦法として最も尊ぶべき要素と理解できますね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     空手の試合を見ていると、インパクトのタイミングを変える、間合いを計る…色々と、最後の何センチの攻防ってあると思っています。寸止めの名前の通り3.03センチでも、格闘に関していえば十分、回避できる間隔なんですよね…。

  • 技とは、経験から得たある種の知識、と捉えることもできそうです。ただし武道のような体術に関しては顕著なように、言語化できるものとは限りませんし、また完全に表現できるものとも限りませんが。
    そして知識とは道具、道具とは使って活かすもの。それも前提や目的によって価値が大きく変動するものですから、陽大の認識には深く頷く私です。
    さて知識という道具の本質を身体で知るであろう彼ら彼女ら、活用への道を拓くことになりそうですね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     武術が武道に姿を変え、スポーツ、格闘技と名前を変えていく過程で得たもの、失ったモノって多い気がします。
     作中の百識は、その最たるモノで、「道」即ち心の修練を失っていった…という事を暗喩したいのですが、できていればいいのですが…。

  • 想定外をものにするに、視点や切り口を変えるのは必須でしょうね。その場合には欠点、つまりは見たくない面にも眼を向ける必要があるというもの。
    ただ欠点とは申せ、それは特徴の一面というに過ぎません。よくよく観察してみれば、活かしようもあるのが道理。『欠点』と判断するのは単なる認識、要は前提や用い方を変えれば『化ける』ことにもなるわけですから。
    さて会と梓、見方を変えて特徴を活かせるか。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     相手にはできるけどこちらができない事、こちらはできるけど相手はできない事…思考方法は色々だと思っています。第二次大戦中も、戦車は戦車でなければ戦えない、戦艦に勝てるのは戦艦だけという考えが、初戦には存在していた訳ですから。

  • 画期的なアイディアというのは、既存の概念を奇抜な発想で組み合わせたものからも往々にして生まれますね。スティーヴ・ジョブズの言にもありますが、『彼らは自分が本当に求めているものを知らない。我々が形にして、眼の前に提示して初めて気付くんだ(意訳)』というほどで。ただしもちろん、この境地に至るには思考を柔らかくする訓練が必要ですが。
    一方で固定観念にしがみ付く人は、既存のものを既存のやり方で用いなないことを非難しがちです。ただし引っくり返された時は掌を返すわけですが。
    あるいは志向の問題でしょうが、少なくとも挑戦する人々を尊ぶ精神は忘れたくないものです。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     私は「枯れた技術の水平思考」という故横井軍平の言葉を思い出していました。最早、無価値と思われていたもの、技術などは、研究され尽くしているからこそ不具合は出てこないからこそ、組み合わせればアイデアが出てくるはず…と。
     また、横井軍平の凄い点は、殊更に古い技術に拘るのではなく最新技術を組み合わせる事もあるという点だと思っています。

     その後、ゲーム業界は色数争い、クロック周波数争いと、ゲームを「オモチャ」でなくしてしまった点も、この物語のアイデアにいただいてます。

  • 第3話「打倒すべきもの」への応援コメント

    優劣という概念は、いとも容易く思考を硬直させますね。もちろん楽な考えですので、易きに流れたいのを理解はできますが。されど裏の掻き合いしのぎ合いでは淘汰される姿勢でもありましょう。
    ゆえに真に活かすべきは多様性、その上にある自身の得意でありましょうし、またその得意を活かし応用する思考の力でもありましょうね。
    さて梓、安土陣営の優位を言語化できそうですが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     作中にも時々、出しているのですが、「詩を百編も読めば、下手でも一つくらい作れる。しかし当人の工夫なくして、どうして名人になれようか」という通りだと思っています。
     社会の生産には何ら寄与できない百識ですが、それでも追い掛けていけばいいとしか考えていなければ、頂点へはいけないのです…。

     ルゥウシェやアヤは当主争いから脱落した相手ですから、彼女たちの使い方を真似ていたら、一生、追いつけませんね…。

  • 現状をよしとせず。そう一言では括られるものの、梓は枠をはみ出す、ということを決断したわけですね。六家二十三派だった枠そのものを、あるいは打ち壊したいのかも知れません。少なくとも志向を同じくする会を見出したことは、恐らく大きな救いかと。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     サラブレッドさながらの血統主義、実力主義というのは不健全だと私は思っています。特に、役に立たない事しかない訳ですし、百識なんて。
     梓が潰してしまいたくなるのは、「そういうどうしようもない事ばかり追い求め、そのためにしか必要とされない力を追い求める者が、その価値観を絶対として他者を見下す事」に嫌気が差したから…かも知れません。

  • 進まねばならぬと知っている時というのは、残酷ながらも動く強制力を心に持っていることになりますね。
    時こそが薬とは申せ、矢矯の影が、良くも悪くも立ち止まることを許さないという。一面としては多忙も気を紛らせる効能を持ちますが、これからの生活のためと決めたからには心に鞭打ってでも進むしかないと。もちろん血迷った報いではありますが、なるほど重さは逃れ得ぬと。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     こういう舞台に上がっていたのだから、降りる時はマイナスでなければならない、と私は思っているのです。道徳を場代に命を賭ける場だったのだから、賭けの負け分と場代は置いてこないと…と。
     こんな事で幸せを掴んではならないのです…。

  • 矢矯、その命をもって孝介と仁和が舞台に上がる理由を取り除いた――というのは、あながち外れた認識でもなさそうですね。矢矯自身が降りられるのか、という点もありますが、環境が許さぬところもありそうです。その時は孝介と仁和が放置できるか、という疑問も。
    悔いを残さぬための全力、という意味では、矢矯自身はどうあれ、安土陣営の心に一つの跡を穿ったことにはなりそうとも感じます。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     自分からマイナス側に飛び込んだのだから、プラスで降りたらダメだと思い、この結末はスタート直後から決めていました。
     降りない理由の方が、多い場所ですから。降りるならば、悲劇が伴うしかないし、その悲劇は責任を取る形でなければならい、と…。

  • 第10話「日常-unbalance-」への応援コメント

    >手を伸ばしても壁にすらぶつかる事ができない状態は、ただ不安定なだけで、「孤独」ですらなかった
    ここのところ、なるほどと感じました。変化を望むならば、善悪はともかく実際に動いてみなければ何が問題かも見えてこないですよね。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     言葉にできるようになる事、行動できるようになる事で見えてくるものってあると思うのです。誰が味方なのかとか、誰が味方になってくれるのかとか。

     また実はぶつかっていなかった壁などもあるかも知れません。

  • 未来は、過去から現在までの積み上げの上にのみ在る――まさに。そして積み上げることができない者には、未来を掴むどころか、手を届かせることさえできないわけで。
    矢矯は破壊にまみれた外ではなく己の内側で積み上げてきましたが、孝介や仁和は地道に外側にも建設する道を選ぼうとしている――となれば、無限大の未来へ手を伸ばせる可能性というものを確信できるのも道理ですね。
    これからも頑張って下さい!

  • 第31話「最終局面」への応援コメント

    「一つしかない」とレバインは嘲りますが。
    一つを研ぎ澄ませるのは立派な突破口たり得るものと、私は信じます。もちろんそこには変化させる応用や、思考を切り替える機転があってのことですけれども。その意味ではレバイン達も人のことが言えた義理ではありませんね。それこそ力押ししかないわけですから。もっとも思考を発展させる気がないのであれば、機転の存在に思いが及ぶはずはないわけですけれども。
    さて矢矯、窮地を救いに来たのはいいとして、その身では……。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     結構、多くの事に「一つの中に無限の工夫がある」というのも事実だと、私も思っています。ただ往々にして、一つの事しか究めていないのに、自分は賢者であると振る舞う人がいるのも事実なのだそうで、敵サイドのキャラクターの多くは、その賢者ぶる愚者だったりします。

     矢矯は、もう限界を迎えてますね。ただ矢矯は、何度もこの状態で勝利を収めてきたのです…。

  • 基の担任って女だったんですね。てっきり男だとばかり思っていましたが、3話で出てきたのは校長でしたね。

    担任も、怒りで冷静さを失っているのでしょうが、アンケートの結果を鵜吞みにして基を糾弾するというのが浅慮というか。いや、それすらも学校側の策略なのかと深読みしてしまいそうです。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     男言葉を使う事が多いのですが、3話で出て来たのも同じ担任なのです。

     世間を知らないという事を書きたいと思い、こういう展開にしています。結局、「自分の欲しいものが欲しい」とい欲求が根底にある、と。
     今までの敵サイドのキャラクターが「こうでなければならない」と考えていた事と同様になのです。

  • 第8話「Dear prince charming」への応援コメント

    > 本当に一日、何もなければ学校を出るような真似はしないし、「どうせ言われるんだから」と最初から行かないと言う選択もない。

    前々話で、登校時に弁当を取られて早退するシーンがありましたが、この時点ではそれに耐えらえるようになったのか、或いは基の行動や考え方が徐々に変わってきていることで、クラスメイトからも前ほどにされなくなっているのか。

    シンデレラの話ではないですが、この辺りも“行間を読む”、“想像する”ことが必要なのだろうなと思いつつ、次に行きます。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     嫌な事があれば速攻で学校を出るのは変わっていませんから、嫌な事が減少傾向にあるのです、理由は、後々、書いてます。

  • 第30話「強烈な反撃」への応援コメント

    レバインの自信、相応の根拠はあるようで。
    されど使いどころはどうか、持久に関してはどうか――というところで相手が冷静になってしまうと、足をすくわれる可能性もありそうですね。血中タンパクは有限ですから。
    安土陣営としては《導》の正体を探りつつの攻防、楽ではありませんが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     対処法は色々とあるのですが、この終盤で、しかも主力をあしらわれた上で冷静さを保つとなると、果たして誰がいるか…なのです。

  • 第29話「貧者の勇」への応援コメント

    「自分はこれだけやっているのだから、望む結果がでなければならない」という論法で思考しているとき、物事を上手く運べる可能性は限りなく低くなりますね。そも『望みのために必要な物事』を考えていないので、『やったつもりの心理』だけという被害者意識がほぼ全方面で足を引くもので。
    邁進とは、『望みのために必要な物事を探り、揃えるためには失敗すら力に変えて突き進み続けること』でありましょう。即ち『これだけやったから充分』という思い上がりなどは枷なだけ、というところでしょうね。
    ゆえに安土陣営は己の不足を知り、故にこそ前進し続ける精神を育んでいるものと映ります。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     多かれ少なかれ誰でも、結果や成果が伴わない事を原因として心が折れてしまう事はあると思いますし、矢矯などは心が折れたタイプだと思って書いています。心を折らないために他罰的な思考へ落ち込み、排他的なグループを作ってしまっているのが、敵側だ、と。

     その「これだけやったから十分」というのは、夢に対して使う言葉だと思っています。「全力でやったのだから、夢破れたとしても前を向ける」という人が辿り着ける境地であり、「だから叶わないのはおかしい。何かが悪い」にする人が、使っていい言葉ではないですよね。

  • 第7話「敵の編成」への応援コメント

    矢矯の名前が懐かしく、思わず1章の戦闘シーンを振り返ってました。
    ルゥウシェと矢矯では器が違い過ぎる気はしますが、刀対決ともなれば以前よりは競った勝負になりそうですね。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     矢矯にも、まだ見せていない力がありますし、この先を楽しみにしていただけると幸いです♬

  • 「自分の考えを纏め、言葉にできる事」、われわれ物書きはもちろんのこと、誰にでも共通して大事なことですね。

    これまで出てきたメインキャラの場合は、闘いに直結する技術の習得にウエイトが置かれていたように思いますが、本章では当人の人間力の向上にスポットが当てられているのかなと感じます。今後、基がどのように成長していくか見ものですね。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     言語化すると、案外、解決する事、また解決しやすくなる事ってあると思って書いていました。

     基は、的場姉弟や陽大とは違う未来へと繋がってくれれば…と思っています。その分、報われるまでが長く、誰よりも不幸な目に遭うのですが…。

  • 第28話「奇襲」への応援コメント

    納得の追い討ち、さすがの思考パターン(もちろん悪い意味で)。
    場の特性、参加者の適性を鑑みれば、順当でさえある判断ですね。文字通りのDead End、足を引き合って沈むほかには残された末路はなさそうです。
    精神攻撃に続いての畳みかけですが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     矢矯は場を色々な意味で支配できる存在ですから、挑発の意味を込めて排除できるのならば、それが最良のはず…と思って書きました。

     この舞台は、互いの顔に泥を塗り合い、窒息させた方が勝ちというものですから…どちらがどれだけ手を残せているか、なのだと思っています。

  • ベストとは満点でしょうけれど。
    では満点の基準とは。
    実は満点なるものは『想定通り』の域を出ず、さらには検証を尽くさずして、想定なるものの前提が揃うことはありませんね。
    即ちベストを語る者、ベストに至る道を知らず。
    実はあらゆる検証を尽くせば、想定外が見つかる道理。この想定外を組み合わせたなら、往々にして『ベストと思われていた状態は、限界でも何でもなかった』と知ることに。
    ゆえに軽々しくベストを語る者、自縄自縛が関の山。
    梓は悟り得る立ち位置にいそうですが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     人それぞれ「ベストの形」というのはあると思うのですが、私が学生時代に共通していわれた事は、「今日、到達できる最高点を目指す事」でした。他者との競争は、常にその先にあるのだ、と。
     一時、揶揄されていましたが、「2番じゃダメなんですか?」という質問。これに答えられない方がダメだし、不真面目な答えしか出せない者は最低である、と。
     「今日、到達する最高点を目指したが、及ばずに2番目ならば誰に恥じる目事なく胸を張れるから」と答えられないならば、そもそもベストを目指していないし、聞かれて答えられないのでは、想定すらもしていない、と。

     敵キャラサイドは、この「2番じゃダメなんですか?」を揶揄しまくるタイプと思って書いています。

  • 第5話「乙矢の意見」への応援コメント

    自分語りで申し訳ありませんが、読みながら、半笑いの情熱の小学生編を想起しました。
    右倣えで異分子を排除し、いい気になっているクラスメイト達。愚かだと思う一方、そうすることでしか彼らは彼ら自身を守れないでいるのかもしれませんね。クラスという社会の中での自らの振る舞い方がわからないというか。
    基がいじめの標的となっている理由が気になるところですが、体格が小柄だからとか物静かで自分の意見を言わないからとか、例えばそういう瑣末なことからなんとなく大きないじめに発展しているケースは、現実にも方々にありそうな気がします。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     基がいじめられている理由は、私は「不明」としています。
     2章の主役だった陽大がそうであったように、「クラスの不満を一手に背負わせる者がいれば、クラスは団結させられる」というシステムを作り上げたのが、基の通う市立松嶋小学校で校長をやっている谷 孝司が関わっていたから、とだけで…。

     しかしながら、この3章では、その片鱗すら見せられませんが、彼こそはDES最高の快男児なのです。

  • お母さんの言葉が虚しく響きますね。しかも女子に虐められるというのがなんとも。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     鳥打家は、近所の人たちから見ると、とても恵まれた家庭なのです。専業主夫の母、ワークバランスのいい父、素直な一人息子…と。

     私のイメージなのですが、いじめなんてものをする男子は肉食獣、だけど女子は肉食昆虫だと思うのです。
     だから基は群れに習われます…。

  • 言うなればルゥウシェは一家の落ちこぼれみたいな存在だと思うので、お金出してくれないかと思いました。
    彼女がどのように再起していくか気になるところですね。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     後々、明かされますが、ルゥウシェの雲家衛藤派は特殊なのです。それ故の事情というものがあります。

     ルゥウシェの再起ですから、…努力して登ってくる…などという事はないですね…。

  • 以前3章の途中まで読んでましたが、時間があいてしまったのでもう一度ここから読んでます。

    手練れによる傷と未熟者による傷とで怪我の度合いが異なるというのが興味深いですね。矢矯も、勝ちにいくにしてもかつての仲間たちを再起不能にするつもりはなく、綺麗に仕上げたんでしょうね。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     ガラスを二枚、キュッと貼り付けたらくっつく事、あるでしょう? 本当に鋭いものが、凄まじい速さで真っ直ぐ振り下ろされた場合、断面の細胞が破壊されず、治療が早い場合があるのです。
     矢矯の攻撃は「真っ直ぐ最短距離を最速」で、現代技術の粋ともいえる金属がふり割れるわけですから、損傷は小さいのです…。

     そして矢矯は、この舞台に上がる百識の中でも殺人を犯した事がない存在でもあります。それが矢作の優しさであり、激しさだ…と私は思っています。

  • 第26話「いきましょう」への応援コメント

    急ぐからこその回り道。
    神名、矢矯の治療を開始するには――という認識へ孝介を誘導できましたね。この一点を取っても、正面からのゴリ押しではかなわないやり方、対等の人間として心情に寄り添わねば不可能な関係性と判りますね。
    もちろん取り返しのつかないことに際してはパニックと逃避願望が押し寄せるところ、孝介も理性的な面を鍛えていると窺えます。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     常識を無視してできるのが百識の治療ですから。

     兄と父と母を、それぞれ違った原因で失った神名にとって、安土陣営の百識は家族にも等しいはずなのです。陽大や孝介は弟、弓削や矢矯は兄や父に等しい訳で、自身は誰にでも優しくありたいという願望があるが故に、孝介を連れ戻せるのは神名しかいないと思っていました。

     そして逃避といえば、寧ろレバインたちの方が強いはずなのです。でなけば、相手を見下す材料を探す理由がないですし…。

  • 第25話「連携の形」への応援コメント

    人を評価する時、数値化を好む者ほど多様性を無視しがちですね。例えば『得意不得意の存在』であるとか。
    数値は数直線、即ち一次元上の存在でしかありません。実際には無数の特徴、敢えて数値で考えるなら無数のパラメータが存在するようなものですから、『数直線からはみ出せる』。
    そして『互いの得意を活かし合う』ことを知った時、適材適所の連携が可能になります。
    数値の大小だけで見下した気になる手合いは、この発想に至ることは極めて困難でありましょうね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     孫子を囓った程度だと、10回中、7回か8回は勝てるようにならなければ戦わないというような事をいってしまうけれど、現実では「10回も戦うな。1戦して1勝しろ」という場面の方が多い、と私は思ってしまうのです。

     野球ではチローですら6割を超えて打ち損じる訳ですが、医師などは成功100%が求められるですから。

     いざという時は数も率もなく「絶対」だけで、その絶対はなかなか手に入らない…という事を、味方サイドは身に染みて分かっているキャラが多いはずなのです。

  • 勝負は水もの、過去の勝敗が現在を確定する根拠たり得ないわけですが。レバインは水ものの勝敗を数値の大小と同一視していますね。その口で属性の相性を説くとなれば論理は破綻というものですが、つまりは都合のいい虚実を寄せ集めねば自己正当化もできない脆弱さ。頭隠して尻隠さず。
    相手が名より実を取って磨くなら、それこそ『当てられぬ無能』の体現となりますね。会の言は正鵠を射抜いているものと。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     野球でいうと、敵側は三冠王を取れる数字にしたがる傾向にしています。でも現実には、ヒットとエラーの違いは曖昧で、たまたま野手のいないところへトンデモヒットになるから打率に大きな意味はないし、得点圏にランナーがいない時に打順が回ってきても打点は上げにくいと、かなり宛てにならない数字のハズなのです。

     逆に味方サイドは、無視されている数字が高い風にしたいと思って枚。野球でいえば、総じて打点も打率も低いし、ホームラン0だけれど、出塁率は異様に高い、と。

     デッドボールで出塁しようがヒットを打とうが、出塁したら同じ事で、デッドボールとフォアボールが4回続けば1点、ボークが絡めば大量点という点を、敵サイドでは見落としている…と書けていれば幸いです。

  • 人を憎まず、ただし護るため討つ。事実のゆえに情はなく、曇る眼もまたありもせず。
    重んじるに足るものを知ったなら、護るをもまた知るにも至りますね。その覚悟を宿したならば、かかる火の粉は払うもの。それがいかなる火の粉であれど。
    陽大、己の弱さを視たからこその悟りでありましょう。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     陽大や基だけではないですが、多くの場合、他者から振るわれるものは敵意と悪意に満ちていると思うのです。
     敵意や悪意なしに人へ攻撃できるのかと考えると、格闘技では、敵意や悪意を保たないスポーツマンシップが必要な訳で、特にボクシングなどは、殺気を伴ってこそ本当のパンチといわれる訳ですから、敵意や悪意は雑音であって、鈍らせる原因だと私は考えています。
     また弱者といわれる存在は、自分の弱さを克服して強さを身に着ける場合と、弱さを刃にして斬りつけてくる場合とがある気がして、陽大や基は前者、敵側は後者だと設定しています。

  • 第22話「空を遮る真実」への応援コメント

    梓、相手の神経を実に上手く逆撫でしていきますね。元からの認識もあるでしょうが、同時に『何を言われたら不快か』を身をもって知っているから、でもありましょう。
    さらには大罪の『横取り』、事実上は『整理』でありましょうが、こちらも煽りとしては上等かと。
    撹乱は図に当たったかに見えますが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     梓も万能ではないけれど万能感を持っているタイプなので、口げんかは得意な方なのです。

     大罪というと、キリスト教の七つが有名ですが、仏教にもあり、そちらは十あります。そして梓の《導》は、より強いので上書きができたのです。

  • 第21話「We must go on!」への応援コメント

    大番狂わせ、とは言え戦の中では起こり得ること。梓の言葉通り、行く末は『どう動くか』にこそかかっていますね。眼先の事実に過大な意義を持たせると、文字通りの命取りにもなりうるところです。
    ことここに至っては、決着を急ぎたいところですが、さて。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    梓が段取りを全て伝えるという手もあったのですが、上手の手から水が漏るという例え通り、矢矯と弓削の狙いがバレれば破綻してしまう事もあり、機知に賭けたけれど結婚は…という状況です。

  • 何と……!
    本来『当てる』には、位置と時期を相手に合わせる必要がありますね。即ち『そこに相手がいなければならない』わけで。
    ゆえに武器の位置と時期を読み切ってしまえば、身体能力の及ぶ限りは『よける』こともできるという道理。
    しかしもちろん不意を衝かれれば、読み切れるはずもないわけで……。
    矢矯、さすがにこの傷は……。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     矢矯の目的は、登場してから一貫してただ一つ、「的場姉弟を無事に降ろす事」なのです。そのためには命すら必勝の手段に過ぎない矢矯たせからこそ、食らってしまった攻撃でした。

     そう…矢矯にとって、命は必勝の手段に過ぎないのです。五体満足に動けないからだを引き摺って、ルゥウシェと戦う孝介へ援軍に来た矜恃は、まだ燃え尽きていないのです。

  • いかな能力といえど、本質は道具。ゆえに操るのは人間ですね。
    操るからには感知は必須、ゆえに矢矯も孝介も強気に出られるわけですが。
    ここで結界を操る梓を観察したのは確かに妙手たり得ますね。偶然にせよ、使い手とその心理に着眼するのは正鵠と申すもの、ここに撹乱の要素が生まれることに。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     完璧な作戦などありはしない…全て人が立てるものなのだから…と思って書いています。
     矢矯しか気付かないというのならば、手が足りなくなり、簡単に気付かれてしまうのならば、敵にも利用される…「気付いてくれるのは、矢矯と弓削だけでいい」というのは、なかなか都合のいい話で…。
     事前に教えていればバレてしまう。感知の《方》を駆使して察知してくれるはず…とミーティングを外したしたところが、ミスだったのかも知れません。

  • 梓、さすがの観察力。
    矢矯の指摘する通り、小川陣営の行動原理はわかりやすく破綻を抱えているのですよね。
    その一点を突かれれば逆上必至、となれば駆け引きには致命的なわけで。
    そして矢矯、安土陣営の心根を表すかのような一言。
    聖人でも君子でもないにせよ、人間としての矜持を感じます。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     敵側には、相手を「劣った者」として扱わないと気が済まない連中が多いです。自分の優勢を証明するために、自分の能力ではなく、他者の欠点をあげていく人は、割に現実にもいますから。

     矢矯も、人間的な欠点を挙げよう思えばいくらでも挙げられる相手ですが、自分を省みずに相手を優先していく男なのです。それは長所と短所が表裏一体になっているはず…と思っています。

  • 敵を知りて己を知れば、百戦あやうからず。敵を侮り、知ろうともせぬなら、待ち受けるものは敗北ですね。
    そも梓に閉じこめられた時点で、距離を稼ぐことはできなくなったわけで。接近戦を軽く見て鍛えなかった身はどうなるか、翻って相手はどうか。その計算が働かないなら、強者の誉に値することはなさそうです。逆に梓、被害の集中を避けたわけですから、見通しがお見事と申し上げるしかありませんね。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     匹夫匹婦ならば学国戦えるのかも知れませんが、安土陣営は全員、大火力を頼みにいる相手と戦ってきてる訳ですからね。
     観客やレバインたちにすれば小細工に過ぎないかも知れませんが、こういう事の積み重ねで勝つしかないと逆手に取れていない点で、徐々に引き寄せられているはずなのです。

  • 第16話「万人之敵・矢矯」への応援コメント

    レバイン達も工夫を見せてきたようですが。
    そも一手をもって必勝と捉えるところに、心理の弱さを見る思いもありますね。相手の思惑を乱したところまではいいとして、そこにつけ込んで可能性をこじ開けにいく前に、固定観念と思考停止の悪癖が覗いたような。
    さて乱戦、思考と立ち回りが柔軟なほど有利そうではありますね。ただし矢矯の消耗は間違いなさそうです。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     持っている《導》という意味では、レバインたちの方が、今までの相手よりも工夫しているタイプです。元々、《方》しかなかった百識が、《導》を手に入れた訳ですから、やりたかった組み合わせというものが存在する訳で…。

     矢矯も、実は人を殺す前提で舞台に上がるのは初めてなので、どこがどうなるかは、本人もわヵってない点が多々ありますね。

  • 時間が不充分、とは申せ。
    万全を期したい時というのは、決して『充分』にはならないもので。どころか、成長するなら常に己は『不充分』と映るものですね。ゆえに小川、何かを突き詰めようとした経験がないものと窺えます。
    一方の矢矯、こちらは全てを燃やし尽くさんばかりの勢いで。もはや未来に
    何も望んでいない姿とすら映ります。危うい。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     こういう場で、十分を手に入れられるのは奇跡の類いですからね…。的場姉弟も陽大も基も、完成して上がった事などない訳で…。

     矢矯は、いつも孝介と仁和にソレを見ていた分、本来はいつも命を捨てる事は最前提として動いたいたはずなのです…。