物語は、真摯な祈りを秘めて。

中学校で特別支援学級を受け持つ行橋先生。
心身の不調を抱えつつも、ボランティアコーディネーターの香川奏良さんとともに、転校してきてから、ずっと不登校の田部くんの対応にあたるが……。

まだ序盤で、タグの内容が、これからどう出てくるのかすら読めず、わくわくと「待ち」の状態なのですが。

ほんと、たくさんの方に読んでいただきたい! この物語を。

学校内部という、知っているようで知らない世界を描くお仕事小説の一面を持っていますが、そこで日夜頑張ってらっしゃる先生方、そして一緒に不登校に対応していくボランティアコーディネーターさんなどのお話は、「こんなケースもあるのか!」という目から鱗の驚きでいっぱいです。

そして同時に、目から熱い涙も……。

まだ序盤なのに! それなのにこんなに泣いてたら、読み終わった時には干物になっているんじゃなかろうか……(涙腺がすごく緩い自覚はあるのですが)

作者様の、温かく真摯な人柄を感じずにはいられない素晴らしい物語。
これからどんな風に展開していくのかわかりませんが、最後まで、がっつり味わわせていただきます!

「世界はそれほど悪くない」
そう思える未来が、誰にでも、進んだその先にあると信じて。

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