ホラー作品なのに感動して涙が出そうです。素晴らしい作品に浸ってください
- ★★★ Excellent!!!
中学校教諭である行橋の重い独白からはじまる物語。
冒頭はなんとも重苦しい。でも、読みやすい。
さて、自分にも問題を抱える行橋が担当したのは、まったく学校に登校してこない生徒。
社会福祉協議会職員香川とともに、不登校の生徒、田部滉太の家に赴く。
そこに憑いている恐怖……
なぜ、彼は家から出られないのか。
ミステリー仕立てのホラーに、どんどん引き込まれていくこと請け合います。
そして、最後に到達する感動のラストシーン。
泣けます、幸せな気持ちになれます、ホラーなのに。
どうぞ、お読みください。傑作です。