幽霊が見える内気な少女の成長物語です！

　皆元美子は人とはちがう。小さな頃から幽霊をみることができ、そのため、奇妙な言動をしてしまうのだ。

　幽霊と話すことができる特殊能力は、彼女にしかわからない。
　公の場で幽霊に話しかけられ、返事をしている姿は、独り言をつぶやきながら、歩いていることと同じで、誰もが奇妙で変な子と思ってしまう。

　成長するに従って、人付き合いが苦手になった彼女。

　そんな彼女が、ひょんなことから『七星』という暴走族のチームと関わる。

　七星の総長が亡くなり、幽霊となって彼女の前にあらわれたからだ。
　しかし、実際は……。

　ここからはネタバレ（緘黙しておきます）。

　彼女が、総長の幽霊と出会って、いかに社会と付き合えるようになるかを主軸にした、とても素敵な青春物語です。

　読みやすく、スカッとする作品。

　どうぞ、お楽しみください。