胸に迫るこのリアリティーは何だろう?

読んですぐ「あっ、この作品。私好きだ」と思いました。

アキバ国独立という、一見すると荒唐無稽にも感じられる設定なのですが、なぜか妙なリアリティーがあります。
巧みな文章が説得力をもって読者に訴えかけてくるので、こちらも納得させられてしまうのです。
不思議な読書体験でした。

この作品に登場する人物はみな個性豊かです。
そして人間味に溢れ、誰もが哀感を漂わせています。
そんなところも心惹かれる理由かもしれません。
……気づけば私自身もアキバ国に毒されていました(´・ω・`)。

展開もスピーディーで楽しく、一気読みしてしまいました。

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