たとえどれだけ時間が過ぎたとしても

難病の治療のため、コールドスリープをしていた棘。
彼女は目覚めると、世界は未来になっていて、まるでタイムスリップをしたかのようでした。

周囲とのギャップに悩み、高校生活もうまくいかない。さらに両親は離婚していて、好きだった母親とは離ればなれになり、新しい家族まで増えていた。

そんな棘の前に現れたのが、学校でも人気者の輝明。
棘は彼に手を引かれ、徐々に明るい場所へ連れられていきます。

ストーリーが進むにつれて、少しずつ明らかになっていく真相は、驚きだけではなく、不安や動揺をも運んできます。
それでもきっと、二人なら乗り越えられる。そんな確信を抱いてしまうような、終盤での棘と輝明の姿が、とても眩しく映りました。

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