信じて待てますか?

大好きな家族や友人、恋人がコールドスリープを受けることになったらあなたは信じて待てますか?
現医療では治療不可能な病の治療薬が開発されるまで眠りにつき、病気を克服するためにコールドスリープを受けるという方法が医療技術として確立されている社会の話です。
主人公はコールドスリープから目覚めたばかりの少女『棘』です。その名の通り始めは彼女とっても刺々しいです。コールドスリープによって変わってしまった家庭環境や学校生活に対応しきれず心が荒んでいました。
しかし、一人の少年桐生と出会い、彼女の心や取り巻く状況は次第に変化していきます。

ラブストーリーなのですがその他の部分でも色々考えさせられました。
もしも目覚めることがなかったらという恐怖や取り巻く環境の変化へ対応できるかという不安、これを乗り越えて受けなければならないという事を読む者に訴えかけてくる作品です。

身近な人がコールドスリープについた時あなたはその人の目覚めを信じて待つことが出来ますか?

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