コールドスリープ。それは希望なのだろうか?

病気を治すため、コールドスリープした女子高生。
時が経ち、目覚めてみると。
親しかった友人たちは大人になってしまうし、待っていてくれると思っていた家族にも変化があって……

グレちまうんです、主人公。
夜の町に繰り出すわけです。でも……危険です、そんなことしちゃ。
しかし、そこで現れた救いのヒーロー。
助けてくれてありがとう。……が、なんかチャラいんですけど。

コミカルな展開に、読みやすい文章。
この作品を読んでいると、少女漫画が読みたくなってきました。
いじわるだけどなんだかんだでカッコイイ男の子に、自分に自信がなく迷いがちな割に、意外なところで大胆だったりする女の子。

面白い、でもそれだけじゃない。
「泣ける」話なのです。

でも、ただ悲しいだけでは終わらない力強さがある作品です。
コールドスリープ。そこには眠る人と目覚めを待つ人がいる。
感動的なラストが印象的な、爽やかな恋愛青春ものです。

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