戦友たちに捧ぐナンバー

子どもの巣立ち(?)を迎えた、ある夫婦の物語です。

恋愛という激動の(そうでもない方も勿論いらっしゃいますが)時代を乗り越えて結ばれた二人には、次から次へと困難がふりかかります。
ハネムーンギャップ、倦怠期、嫁姑舅問題、ご近所トラブル、仕事とストレス、そして育児、介護……育児!
乳幼児期から反抗期、思春期、進学、就職と……本人だけでなく、それを支える親達には、身体的心理的経済的な負担がたくさん。
こうしたことを、ともに乗り越えていく夫婦とは、まさに戦友(^^; 同盟軍。時に肩を組み、背中を預け、愚痴をこぼし、励ましたり貶しあったり……濃厚な時間を過ごしてきたことでしょう。

そんなベテラン夫婦が、長男の独立を機に、これまでの戦歴を讃え合う……という大袈裟なことはなく。昔懐かしい音楽を聴きながら、ちょっと労わりあう、というお話です。そこが渋くてイイのです。
Earth, Wind & Fireの名に、心ときめく世代にお薦めします。

「親業」の先は長いですね。お疲れさまです(妙に実感がこもるレビューになりました。失礼しました…)。

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