魅力的なキャラ達が読者を傍観者ではいさせない!

「その猛烈な情熱を伝えながら何とかならんの?」と読者の焦れ萌え心をチクチクと刺激するアルシノエ。
「もっと年長者の余裕をもっていいんじゃないの? ちょっとそこにお座りよ」と小一時間問い詰めたくなるティズカール。

 そう言いたくなるのですが、二人の事情を考えると「しょうがないな」と我慢するしかない。

 しかし、この作品には古代エジプトの神々がいる。彼らはアルシノエたちをサポートする役割を担っている。

 「おい、お前等。神としての有り難みを見せてみろ!」と、これまた説教したくなるちょっと頼りない神様たち。

 もう、どちらを見ても小言をつい言いたくなる。

 このようにキャラクター達への没入感が凄い作品なんですね。


 おかげで更新が待ち遠しい。

 今回こそ、アルシノエたちに進展があるんじゃないかと、神様たちも何かやってくれるんじゃないかと、期待してしまう作品です。
 もっとイチャついていいんだぜという読者の渇望を満たすのはいつになるのか。

 完結まで目が離せません。

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