ファラオは恋心《きもち》をかくしたいっ!!

作者 安室凛

100

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★★★ Excellent!!!

エジプト神話など好きで、おっ?と思って読み始めたのですが…。なんともポップ。
エジプト神話とはその生死感なども含め、なんとなく、陰りのあるものなのですが、それを払拭して余りある、明るさと活力と萌えと燃えのある物語です。

恋心《きもち》を隠したい。いつの時代の、どの場所にあっても、人が抱く想いは変わらぬのかも、と思います。
読むうちに、ファラオの可愛らしさにキュン死したり、神々のモフり感に悶えたり、恋心の行方にハラハラしたり、思わず(色んな意味で)目を覆ってしまうようなシーンも盛りだくさん。

神話…?とかファラオ…?とハードルを感じている方がもしいれば、まずご一読下さい。
太陽神ラーもびっくりの、明るくポップな物語の虜になること間違いなしです。

★★★ Excellent!!!

マンガ意識してる感じの軽快なラブコメ。
この手のタイプの基本的な要素を抑えつつ、珍しい舞台を闊歩する個性あふれるキャラクターが面白かったです。セルケト、メジェド、ホルスあたりがお気に入りでした。これは絵をつけたものを見てみたいですね。

あと基礎知識としてエジプトに明るくない人もいるかもですので、登場人物と神話との対応もみてみたいですね。知識はググればわかるんですけど、作者さんの受け止め方として。セトの解釈なんかは素直なんですけど、セルケトあたりはかなり入れ込みを感じました。

★★★ Excellent!!!

 これにつきます。ファラオがとっても可愛いです。
 古代エジプトを舞台にしたラブコメです。
 ファラオというと、「地上にあってファラオに不可能なsry」というすごい強そうなイメージがあるものですが、この物語のファラオ、アルシノエ様は、確かに聡明で尊大なところもあるけれど、恋する可愛い乙女です。

 アルシノエ様が恋した相手は小国の王子様。無理やりに近い形で召し上げてしまいます。ですが、もう1話っからアルシノエ様がデレっぱなしで、こちらの頬もほころんでくるのです。きっとアヌビス様に、だらしない顔になっていると叱られてしまうことでしょう。
 「デレ死」は本当に腹を抱えて大笑いしました……。
 作者の方はなぜこんなに面白いワードを次々と思いつくのか、爪の垢を煎じて飲みたいものです。

 魅力的なのが、婿殿の視点も見ることができるということです。婿殿から、デレデレで可愛らしいアルシノエ様はちょっと違った風に見えているようで、そこもちぐはぐで面白いのです。

 さらに魅力的なのが、アルシノエ様や婿殿のディズ様のそばにいる神々。それぞれ個性的で良いです。私の推しはメジェド君とホルス様です!

 言葉遣いは難しくなく、非常に読みやすいのも良いです。
 キュンキュンしたい時におすすめです。

★★★ Excellent!!!

ヒロインはファラオ。神の牧人たる、えっらーーーーーい人である。
だけど、その実態は、恋に落ちた女の子。
かっさらってきた婿殿の一挙手一投足に萌えころがり、危険なもの汚いものから遠ざけようと努力しているのだ。

その努力と萌えっぷりに、涙を禁じえない。
貴女が、17歳の女の子でも、子育て真っ只中のオバさん(失礼!)でも、シワシワ笑顔のおばあちゃんでも、きっと共感できるはず。
だって、アルシノエが恋する乙女なんだもの! 乙女ならきっと分かっちゃう気持ちをだいてるんだもの。

そんな、いじらしくて強い彼女には、これまた心強い味方たちがいる。
アヌビスに、ウヌヌとウヌト、バステト、ホルス…… 他、名だたる神様たちだ。
スネ毛の神様、もとい、目力の神様・メジェドも、その知識を総動員して、恋路をサポートしてくれている。

恋が実るのを今か今かと、神様たちも読者も、待って待って、それはもう待ち続けて――


大団円をいっしょに迎えてくださる方、求む。

★★★ Excellent!!!

お姉さんファラオのアルシノエは名君と称えられるけれど……一人の少女。
陰謀のうずまく宮廷で、大好きな彼を守るには恋心は隠さなくては……。


本当に、王道の、可愛らしいラブロマンスなんです。
好きな人に触れたいけれど触れられないきゅんきゅんと、そんな二人を(なま)暖かく見守る神々。(特にメジェドくん)

不器用な名君の可愛らしい恋を一時お楽しみくださいませ。

★★★ Excellent!!!

両片想い、ほのぼの、すれ違い、じれじれ……というキュンキュン要素がたっぷりと凝らされたこの物語。

しかしベースは古代エジプト、しかもヒロインがファラオ、極めつけにエジプトの神々がその恋を支援するという、『その発想はなかったーー!』と雄叫びを上げたくなる新感覚のラブコメ作品です。

緻密に描かれた古代エジプトを背景に、ファラオであるアルシノエが婿殿への恋に萌え転がる様は大変にシュール!!

彼女にはかなり面倒な訳があり、婿殿のティズカールに気持ちを打ち明けられないのですが、行動と心情の落差に笑っ……いえ、心を傷めずにはいられません。

それを支える神々も一癖あるおバカ……いえ、個性的な面子揃い。

特にティズカールを指南するメジェドくんのアドバイスはツッコミどころ満載で、『萌えに走りたい熱意はわかるがシーツ脱いで風呂入って少し落ち着け』と嗜めたくなることも。

ファラオは障害を乗り越えて、婿殿のハートを射止めることができるのか?
正々堂々とイチャイチャできる日はまだか!?

見ているこっちの方がもだもだするあまり悶え転がる、最高に楽しいラブコメディです!

★★★ Excellent!!!

じれじれもだもだの両片想いをお好みの方は多いと思いますが、こちらの作品は舞台がなんと古代エジプト!
政略結婚さながらに婿殿ティズカールを迎えた、若き女王アルシノエの物語です。

ティズカールに対して想いを寄せつつも、とある理由から恋心を隠さざるを得ないアルシノエ。
それをあの手この手で煽るのが、二人の周囲にいる個性的な神々です。

中でもひときわ異彩を放つのは、婿殿の守護神を自称する「メジェド君」。
(知らない人はググってみてください。シーツみたいなものを被ったゆるキャラっぽいやつがそれです。公式が一番意味不明)
どうやら時空を超えられるらしいメジェド君は、純真な婿殿に『壁ドン』や『頭ぽんぽん』など日本のサブカル的恋愛テクを伝授します。

よく分かってない婿殿×いろいろ知らなさすぎるファラオの、美味いこと美味いこと。
二人の距離が少しずつ近づいていく様もまたいとをかし。
婿殿がとうとう自分の気持ちに気付いた瞬間など、尊みが溢れすぎて呼吸困難に陥ったほどです。

物語はいよいよ最終章。
二人の両片想いの結末を見逃すことなかれ!

★★★ Excellent!!!

壁ドンとかこたつが出てくる古代エジプト!? それなんて温故知新!?(いきなりツッコミ
物語の主軸は王族による政略結婚の構図ですが、安心してください!
二人はしっかりと想いを寄せ合い――って、いくらなんでもウブ過ぎじゃない!? ってくらいピュアなお話です!
そして周りをとりまく神々がやりたい放題でこれまたヒドい(笑)
ウブな二人をからかう者あれば、間違った知識を教える者あり。だけど周りの皆が二人の幸せを願う、といったハートフルコメディです。
そして、あなどれないのが当時の歴史的背景をしっかり繁栄されているのがまたスゴイ。決して半端な気持ちでこの舞台を選んではいないのだな、という覚悟が見え隠れする一作です。一話を軽い気持ちで読んで、ぜひとも笑える雰囲気に呑まれてしまいましょう!

★★★ Excellent!!!

「はっはっは、しかし二人には参った。一向にキ、キ、キッスくらいまでしか進まないではないか。て、手をつな、繋ぐことすら格別という無垢の愛。早く進展して欲しいものだな、国のためにも」

「……《じれじれもだもだ》、であるぞ、ホルス。ゆえに、このパピルスにひとは惹きつけられるのだ」

「ん? ジレジーレ・モ・ダモーダ?(メジェド、今日もまた変わったことを言っておるな……)」

「物事は可及的速やかに進むだけではない。時に悩み、時に苦しみ、そして笑い、育む。まるでナイルの恵みのようにな。そうしてひとは成長するのだ。王《ファラオ》とて、例外ではない。ひとりの女子に、過ぎぬのだ」

「ううむ……、分かるような分からぬような。まあよい、はっはっは!」

「東方の賢人の手による編纂も、大したものだ。それに、恋には障害が欠かせぬものよ。《吊り橋効果》とも言えるか? しかしその橋を越えてこそ、真の愛は育まれる。ゆけ! 王《アルシノエ》! ゆけ! 婿殿《ティズカール》! 主らの未来に、幸多かれ!!!」

「幸多かれ! はっはっは!(よく分からぬが、分かることはただひとつ。王と婿殿との恋愛を盗み見るのは愉悦だということだ!)」

★★★ Excellent!!!

いいかい? 愛する少女(未成年)が発熱し臥せっているならば、束ねたオリーブの枝などではなく、最高級の極太下仁田ネギを持参して、こう、香油を塗って……。いやいや、あるんだってそういう民間療法が。
ああ、焦れったい、まあそこに座りたまえ。ちょっと話し合おうや(脛を出して白いシーツを被りながら)。

★★★ Excellent!!!

「その猛烈な情熱を伝えながら何とかならんの?」と読者の焦れ萌え心をチクチクと刺激するアルシノエ。
「もっと年長者の余裕をもっていいんじゃないの? ちょっとそこにお座りよ」と小一時間問い詰めたくなるティズカール。

 そう言いたくなるのですが、二人の事情を考えると「しょうがないな」と我慢するしかない。

 しかし、この作品には古代エジプトの神々がいる。彼らはアルシノエたちをサポートする役割を担っている。

 「おい、お前等。神としての有り難みを見せてみろ!」と、これまた説教したくなるちょっと頼りない神様たち。

 もう、どちらを見ても小言をつい言いたくなる。

 このようにキャラクター達への没入感が凄い作品なんですね。


 おかげで更新が待ち遠しい。

 今回こそ、アルシノエたちに進展があるんじゃないかと、神様たちも何かやってくれるんじゃないかと、期待してしまう作品です。
 もっとイチャついていいんだぜという読者の渇望を満たすのはいつになるのか。

 完結まで目が離せません。

★★★ Excellent!!!

ファラオと言えば荘厳や尊大なイメージをしてしまいがちですが、こちらの作品では等身大の人間としての葛藤が描かれております。
と言えば、堅苦しいかもしれませんが。恋する乙女ですよこのファラオ!
男女両面からの心情でつづられる物語にエジプトの神々まで加わり、見事なラブコメを形成しております。
歴史が苦手でも、ちょっとだけでもエジプトのイメージを持っている方なら十分に楽しめるはずです。

それとメジェド様がいい味を出しておりました(笑)