ゴブリンプリンセス(バハムート歴2018年9月24日)

ゴブリンプリンセスのライブにゴブリンが集まりすぎて大変なことになっている。

予定していた平原が全面にゴブリン色に染まっている。


ゴブリンの雌は生まれにくく、生まれても周りの雄に性的に襲われてしまう為、非常に珍しい。そして、その中でも最も希少で全ての雄ゴブリンが求めて止まないのがゴブリンプリンセスである。

ゴブリンキングとクイーンの間にしか生まれず、醜いと言われるゴブリンの中、その常識を打ち崩す美貌と魅力を備えた雌がゴブリンプリンセスになるという。

ゴブリンプリンセスは生まれた瞬間から雄ゴブリンをトリップさせる強力なホルモンを発生させるため、あれよあれよという間にゴブリン界のトップアイドルとなり、全世界にファンがいる。

すでにステージが見える全域を超えてゴブリンが集まっており、今後もゴブリンの大移動が続く見込みである。


裏解析


生まれてから幸運と才能に恵まれた雌は雄を倒しながらレベルを上げ、ハイゴブリン、バルキリーゴブリン、レディジェネラルゴブリンなどを経て、雌ゴブリンの到達点である、ゴブリンクイーンになる。

クイーンは番となるゴブリンキングを求めさまよい、その生まれた子の中で、雌、更に才能があるとゴブリンクイーンに守られながらゴブリンプリンセスへと成長する。

今回のゴブリンプリンセスは、母親であるクイーンがミーハーだったらしく、アイドル活動に余念がなかったらしい。

偶々通りがかったノラプロデューサーを何処かから確保してきており、プロデュースしているという噂もある。

また、先見の明がある商人達がグッズなどに手を出したらしいが、大群になったゴブリンに一瞬で蹂躙されたそうだ。

下手に手を出すと、世界中のファンのゴブリンが突然変異し、バーサーカーゴブリンという変異種に進化して、手がつけられなくなるため、国、冒険者ギルドは慎重な対応が必要とし、協議している。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る