9月29日:雑談(4)音楽セレクション1

 最近はこちらの更新もまばらになってきましたね……。忙しいというか、なんというか……。

 さて、ということで、雑談となりました。というのも、昨日の夢は過激でこちらにかけないような内容でしたし、おとといは忘れてしまって――不幸が重なっているのです。


 今回は私が今まで聞いてきた音楽・楽曲・BGMの中で、特に優れていると思う曲をセレクトしました。ゲーム曲ですが。



 「東方」

 まずは良曲の宝石箱、東方から。


①不思議の国のアリス

 こちらはサビで、心の奥底に眠っていた”わびしさ”が一気に目覚めて自分に襲い掛かってくるような感覚に襲われるというアトラクティブな曲です。自分だけでしょうか……?

 イントロは寂しさや閑散とした殺風景、また寒々とした地を思い浮かべることができるような美しくもはかない旋律ですが、中盤で盛り上がり、そしてサビで高揚感と先述したわびしさが混合していきます。

 大変気に入っている曲の一つです。


②他愛もない二人の博物誌

 イントロから美しい! 曲名の「博物誌」の通り、様々なことを思い出させてくれるような曲調です。また、少しするとさらに盛り上がり、そしてまた盛り上がり……。そうなんです。サビにフェードインしていくタイプの楽曲なのですよ。ただ、これで終わりではありません。もう一周イントロ→メロディーの下りがあり、またサビらしきパートが聞こえると思ったら、ギター侵入。気が付いた時には安っぽいトランペットの音(別名ZUNペット)が主旋律の担い手となっており、二重三重に楽しませてくれる曲です。

 こちらも若干の寂寥感を覚えます。


③輝く針の小人族

 この、何というのかわかりませんが、エンジンふかしているみたいな荒い音(これもギターなんですかね?)が徐々に場を盛り上げていき、一旦落ち着く→ピアノ主旋律のパートの流れが美しい!

 そしてまたまたでましたZUNペット。ピアノの流麗な音色とともに破裂音が叫ばれ――サビへ。

 サビはこの三曲の中で圧倒的に美しいと思います。ただ繊細で、しかし淡いしたたかさを持ちあわせています。終わると途端にBメロへと戻り、また感動的なサビへ。構成が憎らしいほど美しく、心に感銘をとよもす一曲です。



「ドラゴンクエスト」


 良BGMが多いゲームといえばそう、ドラクエです。すぎやまこういち氏はまさに天才で、曲の完成度もさることながら、それらの曲はいつも世界観・その場の雰囲気にベストマッチしております。


①おおぞらに戦う

 ドラクエⅧから。ラスボスのドルマゲスとの戦闘BGMです。ミケランジェロの最後の審判を彷彿とさせるラッパの音が戦闘開始を告げ、しばらくは静かなパートが続きます。そして一変。もう一度ラッパの音が主張し始めると、サビが始まります。

 天空を優雅に飛翔する神鳥レティス(ラーミア)のテーマ、「おおぞらを飛ぶ」の旋律がそのままラスボスに起用されるという発想が、もう胸熱なワケですが、一度ならず二度までも表情を表し、さらにはサビが落ち着いてきたかなとおもったら、もう一度ささやかな「おおぞらを飛ぶ」のリフレインが入り、またじわじわと盛り上がっていきます。

 こうしてループをするのですが……、上にあげた「輝く針の小人族」とは少し違い、まさに”天才的な”構成、音色です!


②冒険の旅 

 こちらはⅢの楽曲なのですが、ぜひ一度オーケストラの演奏で聞いてみてください。この感想も、オケ版のものですから。

 さあ、優しい音色がイントロです。でも、これって私は冒険をすべて終えた後に流れて来そうな感動的BGMだと思うんですよね。フィールド曲ですけど……。

 18秒の感動・妄想の後、こちらも大空に戦うのようにトランペットが張り切った音色を上げ、それを様々な楽器が追従、サポートしていくという形になっていますね。さながら勇者+パーティーの仲間の象徴のようです。

 僕はこの曲を聴くとえも言われる感情に襲われて涙腺が刺激されるのですが、それはおそらくまだ小学校に入るか入らないかの時に「剣神ドラゴンクエスト」をのめり込んでプレイしていたからかもしれません。確か同ゲームの道中BGMだったか、そうでなくともどこかしらのよく訪れる場所で流れていた気がします。

 また、(去年ですかね?)発売されました「ドラクエ11」でもエンディング後のフィールド曲としてこれまた感動的な部分で流れてきますので、色々な思いでが染みついていることが、私の心をどうしようもなく揺さぶる所以なのでしょうか?

 とにかく一度聴いてみて損はしない曲です!


③修道僧の決意 

 こちらもドラクエⅧから。Ⅷは剣神と同じく、私がまだまだ無垢なちびっこだった時に必死こいてプレイしていたゲームです。あ、間違えました。こちらは母親が200時間近くプレイしていたのを指くわえてみていたのでした(^^;

 さて、そんな話は置いといて、早速この曲について語りましょう!

 舞台は三大聖地の一つ、マイエラ修道院。そこでは多くの修道僧(剣士?)たちが日々鍛錬を重ねて高みを目指すのです。

 荘厳なパイプオルガンが聖堂を揺るがせ、常に厳格なる”父”が見守っているような森厳たる雰囲気! もしくは黄金の大地に静かに佇み、人類の守護者として暗黒神からの脅威をはねのける巨大な女神を崇めるかのような音色!

 ときおりはいるトリルや副旋律の躍動、さらには2オクターブ低い主旋律が副旋律として追いかけていくさまはフーガを思い出させますが、その中にもまたオリジナリティが垣間見えます。それ故バロック調の絶対音楽を模したような旋律ながらも、その奥には状況と相まって様々な想像が芽生えます。

 まさに比類なき”神”のBGMです。



 本当はあと6曲紹介しようと思っていたのですが、思ったより長くなったので今回はここまでです! いかがでしょうか。

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