結婚に、足踏みしている主人公が、さりげなくて当たり前だけど、見落とされてしまっていた言葉に背中を押してもらいます。立ち止まっていた彼女が、こちらから新しい一歩を踏み出せるまでの過程が、美味しい料理と共に描かれています。登場人物たちがまた素敵で、みんな幸せになってほしいなあと、心から思いました。
この物語は結婚という状況に、ご飯をうまく絡ませた話だった。誰かと生活するというのは、変わることがすべてじゃないと教わった。二話目のご飯のシーンは、誰かにとってハマるべきパズルのピースになるんじゃなかろうか。例えば俺がそうだったように。この時間にこの物語を読めた。そのことについて感謝します、ありがとう。
優しい人達に接しながら、それでも気後れする主人公。でも、きっと幸せになれる。そう確信するお話です。心温まります。
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