気付かなければ見えない、この空の色。

 一度目、最後まで読んで主人公の心の変化が心地よく、タイトル見直してああーとなり、絵的にもきれいな物語だったなあ、と思いました。
 でもキンタマはわらう。私コンビニにメシ買いに行くとよく手に取るやつじゃん、わらう。
 いやでもこの長さで無駄なくスッと、きれいに書けているなあ。すごい。

 そう思っていました。

 でもそういえばこれ本山川小説大賞の応募作だ。
 ……だ?

 そして二度読んで、「あ、そうなのか」と思ったときにこの物語の空の色ははるかに彩度を増して脳に刺さってきました。

 そうだったのか。

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