傷つけたり、愛したり、先が見えなくてもがいている若い時代の物語。テンポが早く、一気に読み終えました。みんな自分勝手なのだけれど、憎めない登場人物たち。本格的な青春群像です。
イギリスに住んでいます。 短編『ヤムシラの林檎』と『砂糖はいかが。』は、やや系統が似ていて、食べ物から見るイギリス史。 『お片づけの依頼はエルムバンクま…
わたしはキタハラさんの作品には「心に穴が空いたような喪失感、欠落感」があると思っているのですが、今作も類に漏れず、いい意味で読者が置き去りにされていきました。物語は続いているのに、わたしたちは手を…続きを読む
熊本くんの本棚に続き、読ませていただきました。あまり小難しいレビューは出来ないのですが、そこが僕にとっては逆に重要で、理屈では無く、いかに感覚的に脳が面白いと感じるか。好きなお笑い芸人がネタをや…続きを読む
傑作『熊本くんの本棚』(まだ読んでいない人は読むべき!)で登場後、キタハラさんは『キスをしても一人』『ふめつのおとこ』そして現在連載中の『オールザサッドヤングメン』と短い期間で急速に進化しているよう…続きを読む
明るさと切なさが同居したこういう読後感が好き
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