「熊本くんの本棚」に続き読ませていただきました。ヒリヒリするような文章は相変わらず、ふとした瞬間に抉られます。オールスター物が大好物なので、後半はわくわくしながら読みました。世界の構築の仕方を見習いたいくらいです。そしてやっぱり岡山のあの女が好きです。
わたしはキタハラさんの作品には「心に穴が空いたような喪失感、欠落感」があると思っているのですが、今作も類に漏れず、いい意味で読者が置き去りにされていきました。物語は続いているのに、わたしたちは手を…続きを読む
なんでもない、淡々としたルームシェアの話なのかなと思ったけど、そこはキタハラさんの作品でした。日常が進みつつもそこはかとなく漂う、不穏な気配。ちらちらと姿をみせ、やはり山場は物語が収束する後半に…続きを読む
『日曜演劇家』の、あの人もあの人も出てる。あ、これって『熊本くんの本棚』のあの人じゃん……てな具合に、キタハラ作品がクロスオーバーする『キスをしても一人』。 「ちょっと他作のキャラを出してみた…続きを読む
憧れのルームシェア。おじさんになった僕にはもう出来ないテラスハウス。青春取り戻しました。
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