今までにないグルメ小説

 「不味そうな食レポ」というタグに惹かれ、読み始めました。

 主人公の若者が、彼の空想上の友達(?)である"くらやみももこ"と飲食店に入り、そこでの食事をレポートする内容となっております。
 と書きますと、本作はありふれたグルメレポート本の類かと思われますがそうではありません。

 主人公は暗い性格であり、また少しどんくさくもあるようです(そこも魅力的なのですが)。彼と食事の席を共にする"くらやみももこ"は主としてツッコミ担当で、主人公とのやりとりは夫婦漫才のようなコミカルさと温かさがあります。2人の会話に明るさがあるため、愚痴の多くなりがちな食レポとの間で絶妙なバランスが保たれています。
 
 私が拝読させていただいた段階では、2章まで公開されております。幸いにもまだ連載中とのことです。
 果たして主人公が「おいしい!」と感じる食事とは、どのようなものなのでしょうか?
 その点に着目しながら、物語の続きを楽しみに待たせていただきたいと思います。

 少しでも気になった方は、是非読んでみてください!