概要
ダンディなおっさん机と美しい女子高生。思いは通い合うのか?
☆☆『カクヨム×電撃文庫MAGAZINE 読者投稿企画(お題:びっくりするような擬人化)』にて優秀賞をいただきました。ありがとうございます!!☆☆
あることをきっかけに、クラスの美しい女子生徒に恋心を抱いてしまった、ダンディでストイックな彼。
だが彼は、机である。
彼の想いは届くのか?……そして、彼女の心は。
あることをきっかけに、クラスの美しい女子生徒に恋心を抱いてしまった、ダンディでストイックな彼。
だが彼は、机である。
彼の想いは届くのか?……そして、彼女の心は。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!少女を支える机の物語
主人公はまさかの机。高さなどそれぞれの特徴から、一つひとつ名前があります。
席替えといえば、どの席になるかなとドキドキしていたものですが、まさか机の方もそうだったとは。たしかに使われる机だって、美男美女がいいもんなと思わず納得してしまいましたw
さて、話の主軸となる机と少女の物語ですが当然言葉の違う2人が言葉を交わすことはありません。言葉ではなく行動で示す主人公の気持ちは、ほかの机とのやりとりで主に語られていきます。一方少女は机に向かって独り語られるのですが、その言葉は静かで、ときに悲しく、ときにとても優しいもの。その光景はどこか胸がほっこりします。
最終幕、当たり前の最期を迎えよう…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「……まあ、所詮机だしな」されど机! しかもダンディ過ぎる机!
くすくす笑える導入では、机といえども、ちゃんとそれぞれにキャラが出来上がっていて、その「人間臭さ」には共感出来てしまいます。
そう言えば、小学校〜高校時代までの教室の机というものには、思い入れがあったかも知れません。
ちょうどいい高さはもちろん、机の色や木目なんかも気に入っていると、席替えで机が変わってしまうと残念で。
そんなことが思い起こされました。
……にしても、「机と美しい女子高生? いや、無理でしょ!? 可哀想だけど……」などと思いながら読み進めてみると、女子高生の背景が明かされていくうちに……!
それとなく笑えるコメディな作風は、この作者様ならでは。
そして、ただのコメディでは…続きを読む