「……まあ、所詮机だしな」されど机! しかもダンディ過ぎる机!

くすくす笑える導入では、机といえども、ちゃんとそれぞれにキャラが出来上がっていて、その「人間臭さ」には共感出来てしまいます。
そう言えば、小学校〜高校時代までの教室の机というものには、思い入れがあったかも知れません。
ちょうどいい高さはもちろん、机の色や木目なんかも気に入っていると、席替えで机が変わってしまうと残念で。
そんなことが思い起こされました。

……にしても、「机と美しい女子高生? いや、無理でしょ!? 可哀想だけど……」などと思いながら読み進めてみると、女子高生の背景が明かされていくうちに……!

それとなく笑えるコメディな作風は、この作者様ならでは。
そして、ただのコメディではなく、心温まる感動の物語となっているのも、作者様ならではだと思います。

ただ奇をてらっているだけの題材ではありません。
「机に教えられる愛」とは?
是非、読んでみてください!

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