今年の祭りは『特別』――彼らに託された『役割』とは?

地元で毎年開催されているけれど、実は何を目的に行われているのかわからない……そんな田舎のお祭り、あなたにも覚えがありませんか?

今作はそういった『よく知らないままひ参加していた祭り』が『何故か普段とは違った形式』で行われることになったところから始まる、和風ホラー。

まず準備段階から物々しい雰囲気が醸し出され、皆が恐れる『得体の知れない何か』への不安がぐっと高まります。

何を守護し、何から守護したのか、はっきり明言されないのですが、そこが逆にリアルで怖い!

崇める存在と忌避される存在。

それらは我々にとっては『生活の邪魔になるかならないか』という些細な違いでしか区別できず、どういったものなのかと解釈し、理解しようとするのは不可能なのかもしれません。

何故なら、彼らは私達人間とは異なり、私達の理解など及ばぬ存在であるのだから。

神々しさと禍々しさは紙一重、そして日常に不意に落ちる非日常。
しかしその中に轟く『先導して参る』の雄々しい声に、人間の強さを垣間見ることができます。

またホラーだけではなく、ほんのり甘酸っぱいツンデレ気味なラブもあり♡

コメントでも書かせていただきましたが、ヒロイン・和奏はこれから清彦を意識して悶えれば良いと思います!!(・∀・)

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