はるきのん。短編小説と短歌を書いています。 主にX(Twitter)で生きてます。 HP:chiche-シシュ- https://chiche.jimdo…
少女が若者に「背負わせた」もの。少女が呪いのように「背負う」もの。それらは絡み合う蛇の如く運命に蔓延って、解かれる術はないのでしょうか。白い肌に絹の黒髪。寒牡丹を思わせる美しき少女。いかに…続きを読む
絹のように、陶器のように、可憐で儚く美しい、そんな娘を汚してしまったら、どう思うでしょう。「汚す」に官能を感じたあなた。蛇の文様がある門の前、入り口には立てていますが、まだまだ先があります。あくま…続きを読む
古き良き時代の風情と情緒が丁寧に描かれているこの短編は、一種の毒を孕んでいるように思います。ヒロインの鬼気迫る豹変と、一夜にして失う「穢れなき思い出」。その余韻に浸る事も許さないような、冷たい…続きを読む
それでもまだ貴女に、真っ白な余白が残されているのならば、それを踏み潰すのは俺で在りたいと、最後の純心が願うのです。蛇の皮を剥ぐように。蝶の花弁を毟り取るように。貴女の吐息が焼き尽くすの…続きを読む
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