このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(210文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(273文字)
海外行く人は事前にみとこうぜ!
私は貝料理だと思う。毒素蓄積してた貝を食べたとか。20年以上前ですが、慰安旅行で生ガキを出され、生が食べられない私は平気だが、食べたものは全員食中毒。あ、風邪気味でなぜか抗生物質を勝手に服用してた一名は腹痛で終わる。頭にきて店の責任者を呼び出し厳重抗議するも態度悪し、なんとか病院費用だけは払わせることができた。でも、おさまりがつかんので、保健所に事の顛末を報告した。で、終わり。今にして思うと、結構いい加減な時代でした。
海外旅行へ行ったことがない人にも、臨場感のある『海外旅行中もしも体調不良で病院に行くことになったら?』が伝わります。とても読みやすく、面白かったです!
楽しい海外旅行で彼女に起こった異変。ごく簡潔に書かれているが、それはご本人にとってもパートナーにとっても、とんでもなく心配で、とんでもなく大変なことだっただろう。もう過ぎたことではあるものの、読み進めながらものすごくドキドキしてしまった。なんとかなってよかったと安堵した。保険は大事……。(学びを得た顔)
夫婦で海外旅行中、帰国前日の夜。体調不良の描写から始まって、向かった病院でもハプニングに見舞われる。迫るフライトの時間、果たして無事に飛行機に乗れるのか!?実際に経験したら大変な出来事なのだけれど、テンポ良く軽快に進む文章で読みやすく面白い。それでいて要所の判断は「なるほどなぁ」とためになる。海外だけでなく旅行される方にはオススメのエッセイです!
旅行はハプニングさえ楽しむもの……とはいえ、もしもの時はやはり心細い。突然の事態をシミュレートするのに、もってこいなエッセイです。押さえるべき点は噛み砕かれてわかりやすく、読み物としても非常に面白い。文字を追うごとに「エーッ!?」「よかった〜」と一喜一憂してしまいました。全体を通して感じたのが、人は安心感を求めているということ。自分の備えも現地のホスピタリティも。4話は繰り返し読んで、心に刻んでおきたい。各所に見られる同行者さんのファインプレーに、盛大な拍手を贈りたいです!
海外旅行というと、どうしても言語の壁を不安に思ってしまう。文化の違い、言語の違い…楽しむ旅先で遭遇した病気《ハプニング》。大変な中での当事者の思考を重くなりすぎず、周囲の優しさを拾い上げつつ余裕のなさを軽快な文章で教えてくれます。最終的にどうなの、みたいな話まで。すっと読みやすいエッセイです。
臨場感あふれるドキュメントエッセーです。