透明でも空気でも「わたし」は確かに存在している

わたし=透明の空気のイメージがあります。居てもいなくても、変わってもかわらなくても、誰にもづいてもらえないようなさみしさ。しかし最後まで読むと、小さな羽虫にある命や、その命を生んだ母というの存在。そこからどこにいてもわたしという存在も、この世界に確かに在るんだと、思えるような気がします。とても好きな作品です。

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