煉獄の、業火に燃る、蛇文様。

絹のように、陶器のように、可憐で儚く美しい、そんな娘を汚してしまったら、どう思うでしょう。
「汚す」に官能を感じたあなた。蛇の文様がある門の前、入り口には立てていますが、まだまだ先があります。あくまでもそれは入り口に過ぎない。
この小説には、身を燃やす想いがあります。
この小説には、捩じ切れそうに絡まる想いがあります。
この小説には、一組の男女の覚悟があります。
そして月だけが、その様子を静かに見ています。
あなたも月になりませんか?

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