さあ何を作ろうか?
前回で自炊は簡単だぞって話をしました。
じゃあさっそくやってみよう! と張り切ってみると、ひとつ問題が。
それは『何を作るか』です。
卵かけご飯も立派な自炊と紹介しましたが、同じメニューばかりだと飽きますからね。レパートリーを増やしておきましょう。
新しいメニューに挑戦するのも料理の楽しさのひとつですよ。
しかし国、地域、地方、各家庭にまで、レシピというものは存在します。
例としてレシピサイトの王道である『クックパッド』さんだけでも、285万レシピだなんて途方もない数が存在しています。80年間朝昼晩と1レシピずつ作っても87600レシピしか作れないと言えば、その多さが分かっていただけるでしょうか。
しかし「えー……じゃあもういいよ!」となるには早いです。
初心者だからこそのレシピの選び方があります。今回はそのコツをご紹介しましょう。
その1 使いたい材料を決める
使う材料を決めるだけで、レシピをグッと絞ることができます。
肉か魚か野菜か……。牛肉、豚肉、鶏肉程度まで考えてみましょう。別に難しいことはありません。何が食べたいかなあぐらいです。思いつかないのならレシピを見ながら探してみるのも良いでしょう。
その2 創作料理にはまだ挑戦しない
自炊初心者の方が我流で作るレシピ。一番楽しそうな分野ですね。これはロマンこそあるのですが、オススメできません。理由としては、正しいスキルが身につかないからです。
料理には食材の切り方だとか、下ごしらえの仕方だとか、先人が培ってきてくれた知識が存在します。どれも覚えれば料理がグンと上手くなるので、これにあやからない手はありません。
応用は基礎ができてから。勉強と一緒です。美味しいものを食べるためのお勉強です。
その3 企業などの公式レシピを探してみる
『企業 レシピ』でアンド検索をかけると、キッコーマンやAJINOMOTOなど、大手食品メーカーのレシピをまとめたサイトが見つかります。自社の調味料を使ってもらうための宣伝なわけです。
これらのサイトは企業が投稿、運営している分、キッチリとした作りやすいレシピが多いです。万人受けしやすい味にできるのもポイントでしょうか。
その4 お母さんに聞いてみる
とりあえずお母さんと言いましたが、おばあちゃんでも誰でも、小さい頃に料理を作ってくれていた(作ってくれている)人に聞いてみましょう。
亀の甲よりも何とやらで、長らく台所を守ってきた方々の料理スキルは高いです。それに、家庭によって味付けの濃さや定番レシピなどが脈々と受け継がれていたりするので、思い出の味を身につけることができます。
少し恥ずかしいかもしれませんが、これも親孝行だと思いましょう。きっと喜んで教えてもらえますよ。
その5 なるべく簡単そうなレシピを選ぶ
さて問題です。野菜サラダと肉じゃが、作るのが難しいのはどちらでしょうか。
どちらも調理実習の代表格ですが、言わずもがな後者でしょう。
野菜サラダを作れというわけではなく、レシピを読んであまりにも難しそうなものは避けましょうという意味です。揚げ物、煮物あたりは初めてだと失敗しやすいです。
他にも特殊な調理器具が必要なものは選ばないようにしましょう。フライパンか鍋があれば十分です。色々と手を出すのはもう少し我慢してくださいね。
その6 自分が食べたいものを選ぶ
ここまで色々と述べてきましたが、これが一番大切です。
結局食べるのはあなたなので、「私はこれを作るんだ!」というものがあればそれで良いと思います。その1~5のアドバイスは失敗しないための保険のようなものです。
保険といっても絶対失敗しないわけではないですし、自炊だなんて人生で何度でもやる機会があるんですから数度の失敗なんてどうってことありません。好きなようにやって良いんですよ。
さあ、どうでしょうか。作りたいレシピは見つかりましたか?
次回は調理器具や身だしなみなど、作る前に気をつける事です。
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