第7話 ハワイでの錬成日記
9月になり私たちの部隊はハワイのホイラー飛行場で錬成訓練を行っていたわね。
その頃には空軍や増援のパイロットたちがやってきていたわね。なんでも西海岸から上陸するはずであったが、軍上層部はとんでもない博打に打って出ようとしているフシがみえるわね。
ところが臨時ニュースでとんでもないことになったわね。なんでも西側の首都だったサンフランシスコが攻撃を受けたという情報がながれたわね。まあ、サンディエゴなどは無事だとはいえね。で、報復としてワシントンDCやニューヨークを攻撃したというニュースが流れたわね。で、アメリカ連合国いや、今はアメリカ共産国と改名したようね。なんでもソビエトの亡霊たちがアメリカ合衆国つまりワシントンに食い込んでいて本国が吹っ飛んだのでアメリカの方で芽をだしたようね。
その状況に日本政府などもてんてこ舞いのようね。
それで西海岸から上陸する手はずを変更となったみたいね。で、そんな感じで錬成を毎日行っていたけれどどうやら私たちはパナマに転戦となりそうね。
10月末に向かうそうよ。まあ、信濃などはでかすぎてパナマを渡れないので私たち航空隊はサンディエゴ経由でパナマに移動になりそうね。
それを部下たちに伝えると複雑な表情をしていたわね。まあ、無理もないわね~。
それでも来る戦にそなえて猛訓練がおこなわれていたわね。私たちジェット戦闘機隊や攻撃機隊の連中が新たな戦術である空中給油という技術の習得を行っていたわね。
まあ、空軍では大型ジェット機のお尻に大型のブームを操作してジェット機の背面や頭上の給油口からジェット燃料を補給を行っている。というのは知っていたけれど海軍でも同じく空中給油の重要性と必要性に駆られて訓練することになったわね。
ただ、その方式が給油する飛行機から何本か漏斗のついたホースがたなびいておりその漏斗に被給油サイドの機体の給油管を繋ぐというやり方だそうだ。まあ、複数同時に給油できるけれど構造上一度に大量の燃料を送ることができないのが難点かな。あとは天候が悪化している時に給油が難しいというのもあるね。
そんな感じで私たちは空中給油訓練も並行しておこなっていたわね。で、そんなある日。米海軍航空隊の連中に絡まれてとんでもないことに巻き込まれたんだよなぁ。
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