なでしこ隊飛行戦記 黒天使シリーズ第二部
テンマP
第1話プロローグ
1949年5月11日 日本
「臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。本日午前3時35分
君津、長崎沖に新型爆弾を搭載した飛翔体が炸裂せり。被害甚大なり。繰り返す君津、長崎沖に新型爆弾が炸裂した」
というニュースがラジオと本放送を始めたテレビジョンというものから流れていた。
私は瑞雲ユキ26歳の女性ね。まあ、帝国空軍大尉なんていう階級だけどやってることといえば新型機のテストパイロットとヒヨコたちを荒鷲にするべく鍛え上げる教官ということになるわね。まあ、かつてレシプロの戦闘機に乗ってイギリス本土で多数の米独軍機と血で血を洗う凄惨な空の戦いを生き延びたパイロットでもあるわね。
まあ、女の幸せというか結婚しようと見合いというが天涯孤独な人間にそんな紹介するような人間もおらず、結婚相談所でも経歴をしって男たちが皆尻込みしちゃって逃げ出す有様でね~。だもんだから若い連中からはお局だのハイミスだのと陰口を叩かれているのも知っているけどね。
だけどこのニュースでこの飛翔体を撃ったのがどこの国なのかそれがもんだいになりそうね。まあ、ドイツは一つになったとはいえ。まだインフラなどを再建途中の上に日本を叩く動機があったとしてもドイツが先に叩くほど気前は良くないはず。
となるとアメリカ連合国の仕業の可能性が高いわね。
と思っていると今朝の新聞記事でも新型爆弾のニュースの他に海外の方でドイツのハンブルグ、フランスのツーロン、イギリスのリバプール、カナダのバンクーバー、ウィペニグにも同様の核攻撃を食らったというロイターなどの外電が入ったようね。
そしてアメリカ連合国のアルバカーキ、サンフランシスコにも攻撃をくらったという情報も入ったからこれは世界に喧嘩を売ったようね。そして基地にも非常呼集がかかり私たちも実戦部隊に編入がきまったそうね。
これは再び戦争になるわね~
とその時の私はのんきに考えていたりしていたわね
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