第3話海軍航空隊に転属しなでしこ隊が出来る
海軍航空隊に転属された私は給料で買った陸王の
どうやらジェット戦闘機の旋風 ジェット攻撃機 希星に対潜哨戒機である東海、新型の南海など多数の機体が所狭しとならんでいるようね。
そして話を聞くと最新鋭のジェット専用艦上機部隊を編成するそうだ。と、なると翔鶴級なども旧型化ということになるわね。
まあ、ジェット改装を行うそうだけどそれでも限界はあるんだろうね。
そして私は正門で所定の受付をしたあと。指揮所へ足をはこんだわね。
「瑞雲ユキ大尉入ります」
「君か話は聞いている。私は司令の大垣だ。人類初の音速突破し、英国本土で獅子奮迅の活躍をしたそうじゃあないか。おまけに局地戦闘機「震電」ジェットを本国まで無傷とはいかないが原型を保った状態でもってきたそうだな。おかげで局地戦闘機「震電」23型は超音速ジェット戦闘機として空軍の迎撃機や満州空軍でもさいようされているそうじゃあないか。君のような搭乗員をテストパイロットだけにとどめておくのは損失と思ってな」
「そうですか司令。まあ、見ての通りの女性なんですが空輸任務に付けというのでしょうか。それはそれで重要な任務と心得ておりますがね」
「阿呆。じつはな。君には海軍航空隊の女子チームの隊長をしてもらう。まあ、高槻たちと同じ空母乗組となる。君はたしかジェット機で空母に着艦はしたことがあったな」
と司令のしつもんに私は答える。
「はい。一応、信濃で局地戦闘機「震電」ジェットをどうにか着艦させましたがそれでも着艦ワイヤー引きちぎって最前部の防護ネットに絡まって止まったというのが本音ですがね。で、飛行可能とはいえ無傷ではなかったということですよ」
「そうだったのか。とりあえずほかの連中と面通ししてくれたまえ」
と言われて私は女性搭乗員たちがたむろしている場所へと向かった。
そして搭乗員詰所に入るとそこは例によって百合の園ともいえる状況だったわね。
「君たちが女子チームのメンバーだな。私が隊長の瑞雲ユキ大尉であるが君たちは何人いるのかな」
「私は星奈智子一等飛行兵曹であります。自分を入れて14名ですが、残りのメンバーは皆格納庫で整備をしております」
「そうかならば案内してもらおうか」
「わかりました」
という感じで星奈兵曹に案内された私は格納庫で整備しているほかのメンバー達とあったわね。で、そこにはかつて一緒に戦った英軍のメンバーが数名いたわね。
「空戦で生き残るコツは第一に索敵ですわ。そして無駄話は一切せずに管制からの通信を全て頭に叩き込みいち早く敵を見つけて死角から一撃を食らわせて逃げるそれに尽きますわね。戦場でモタモタしていたら待つのは死ですわよ~」
「わかりましたマリアボイド中尉」
「ふふふ。理解のいい子はいいわね。あと飛行中はそれぞれコールサインで呼び合うことになってますわ。私の無線コードはローズヒップですわ」
それを聞いた私はいう。
「ほう。あの時のヒヨコが随分と立派な鷹に成長したわねローズヒップさん」
それを聞いた彼女は驚く。
「だれですかそのような口を聞く輩はって貴方はルシファーことユキ・ミズモね。
久々ですわお姉さま~。ケープ沖で交わした熱い一晩の百合園の情事は忘れはしませんわよ~」
「って。それはいいからところでRAF《英国空軍》からは何名来ているのかしらね」
「私を含めてダージリンの二人ですね。あとは米軍やドイツのメンバーたちが合わせて7名ほど残りはジャパン海軍や空軍のメンバーだそうですわ」
「そう。私がこの隊の隊長をすることになったわね。ローズヒップアンタに私の背中を任せるわよ」
「あら光栄ですわね~。ですがダージリン様のほうがふさわしいのではなくって」
「そうかもね。まあ、それはおいおいとして置きますか」
そんな感じで思いがけないメンバーと再会した私たちだけど本当に寄せ集めの女子航空隊という感じになってきちゃったようね。
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