夢

あまりにも理不尽で、それでいて納得がいく。
すこし読むのがつらかった。これはあの夜の私の夢？
純然たる著者の筆致で綴られる、脳が見せる夢は
きっとあなたの心が知っている風景だ。

作者さんが見られた、夢のお話です。

こわいお話や、スリルのあるお話、不思議なお話……と、つきません。

夢って、人によってこうもいろんな側面を見せてくれるものなんですね。

一話一話が短く、読みやすい作品です。
透明感がありつつも、どこかゾクッとするお話の数々。
夏目漱石の「夢十夜」を思い出しました。