終わらせたいけど、終わらせたくない、そんな恋の向こう側にあったもの。

人に好かれてもその人を好きになるとは限りませんよね。逆に好きになっても、好かれるとは限らない。

お互いが好き同士でも「好き」と「好き」の質量に差があれば上手くいかないこともある。

そんな人を「好き」になることを恐れた小学生の男の子が、自分の恋をみつけ、そして自分でけじめをつけるお話です。

恋多きオンナ、恋多きオトコなら一つの恋にさっさと区切りをつけていけるのでしょうが、この主人公の舜介君の初恋はずっと彼を苦しめます。
自分が初めて好きになった年上の女性の幸せを願えるようになるまでの苦悩、まわりに傷つけられ、そしてまわりを傷つけながら大人になっていく様子。
青春の苦さを書かれた作品をどうぞご覧になって下さい。

その他のおすすめレビュー

トカチェフ・シンジさんの他のおすすめレビュー70