大切な存在なんだよ――本当なんだ。人を想う気持ちとはこんなにも切ない。

現在進行形で心に傷を負う二人。
それぞれが直面している辛い現実は容赦がなく、先が見えないものでもあったけれど、お互いの信頼をより所として越えてゆく。

その先にあったものは――。


まさかの恋だった。

相手を大切に想う気持ちには変わりない、ただ、その想い方が少しずつ変化して。
大人になると、年齢差はあまり気にしなくなるものだけれど、子供のころは、それが決定的な一打になることがあって、時に残酷な表情を見せる。


丁寧かつ繊細、心の機微の鮮やかさに胸を打たれます。
不意に刺さる言葉たちに胸が熱くなり、掻き立てられた感情と心を揺さぶられたこの切なさは、やがて願いへ。

見どころは全部ですー!!!






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