一杯のエピソードから広がる、無限のカクテルエモーション

 その店の扉を開けると、誰しもストーリーの主人公になれる。

 止まり木に腰かける姿がさまになっている彼女も、少し背伸びしてくちびるをとがらせてる彼女も。

 その店のカウンターの向こうに目をやれば、シェイカーを扱うバーテンダーの仕草から、今宵の心に寄り添ってくれるカクテルが生まれるのがわかる。

 その店のある街を、教えてくれませんか。

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