ほんのりとした非日常、それは溝の口の或る事務所から顔を出す

日常の端っこに引っかかる非日常感。
例えば道を歩いてるときになんとなく感じた視線、やけによく聞こえる足音、風もないのに揺れた木の葉。そんな不思議ではあるけど怖くはない、穏やかで優しい雰囲気がまずは個人的に最大の魅力です。
日常の風景と不思議なモノが同居しているのに、崩れることなく綺麗なバランスで成り立つ平穏のなんという温かさ!
そしてその穏やかさに静かに立つ不穏な波……物語の盛り上がりが静かに迫ってくるこの感じがまた面白い。
兎も角も、続きが楽しみです!

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