果ては水色

揺らぐ水面

沈む言葉

それはまるで 流星の雨

僕は祈る


どこまで行けば

終わるのだろう

この果てしない世界は

幻のような 霧霞の夜


とめどなく ただ

続くだけなら

いっそ その手で終焉を


全てを溶かし

海に還る



冷めた情熱

軋む言葉

それはまるで 流星の渦

僕は願う


どこまで行けば

終えれるのだろう

この果てしない世界は

夢見るような 燃え上がる色


とめどなく ただ

在るだけならば

いっそ 全てで終幕を


果ては水色

海へ還る


忘却の朝 深い紺青

全てを焼いて 溶かす


果ては水色

僕はただ


海へ還る

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