陽彩

沈む太陽が言う

「お前に何がわかるのか」と


そう、わたしは何もわからない

なにひとつとして理解できない


この世の仕組みや 常世の夢も

遠い遠い異国の出来事のよう


すっかり沈んだ太陽は言う

「やっぱりお前にはわからぬ」と


私はうなづき、ひひひと笑った

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