アルミの骨
薄氷が音を立てる
吐く息白く
冬が鳴る
重い瞼を
太陽はこじ開け
光の渦に巻き込まれる
芯まで冷えたように
全て凍りつくように
冬の音しか聞こえない
アルミの骨が軋む
刺すように風が踊る
吐く息淡く
冬が鳴く
白い世界を
太陽は迎えて
熱の籠に閉じ込める
芯まで冷えたように
全て凍りつくように
冬の鳴き声 響くだけ
アルミの骨が歪む
芯まで凍るような
微熱も奪うような
冬の音しか 響かない
絶対零度の骨
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