真実を写し得る眼に写されてみる覚悟は、あるだろうか。

才能って何だろう?

目に見えない、テストや検査で測れない、つかみどころがない。
けれども確かに、どんな分野でも何かにつけて取り沙汰される。
才能というものは存在し、人によってその多寡が異なるらしい。

どちらも若くて繊細な、才能に溢れた人と平凡さを自覚する人。
世界を翻訳してみたいと望む切実な心はよく似ているけれども、
傷つけることや傷つけられることを恐れれば、触れ合えない。

振り返って、私自身はどうだろう?

打ち砕かれたり嫉妬したり曲解したり、しなくなってきました。
物凄さに衝撃を受けたり悔しくなったりすることはあるけれど、
さんざん痛い目に遭って、したたかに開き直れてきたようです。

くるしくなったときに、また読みたい。

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