全リーマン刮目せよ。和製『ミザリー』ともいうべき、リーマンホラー大作

サラリーマン謀神伝説。

振り返れば『杉浦左京』がいる……。

当初、そんな紹介文を書きましたが、そうじゃない!

これはガチのホラー作品だ……。

主人公を困らせるライバルというか、裏主人公と言うべきか『杉浦左京』という、どこかで聞いたことがあるようなキャラクターがでてきますが、ある意味で、その恐ろしさ・実力は本家を凌ぎます。ほのぼのと笑って読んでいる内に、どんどんと笑えなくなる状況がおそろしい……。

読み進めるうちに、ボクはサラリーマン版『ミザリー』ともいうべきホラー大作だと認識を新たにしました。

ぜひともラストは『杉浦左京』というモンスターを、火山の噴火口に誘い出してたたき落とすか、米軍の核で薙ぎ払って欲しいと思っています。それでも続編では平気で登場しそうな存在。それが『杉浦左京』です。

おそらくリーマンショックも、チャイナショックも、これから興るであろう数々のショックも、彼の仕業であろうと推察します。こうなると、もはや人類にとっての脅威でしかない。それほどまで言い切れる圧倒的脅威『杉浦左京』という存在を、本作を読んで感じて欲しい。

果たして、主人公『新島 譲』は、この脅威に立ち向かうことができるのか? それとも屈してしまうのか? 乞うご期待です!

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