十三世紀、漢江のほとりの町

中国の町を守る城壁は、とても分厚い。
中で人が住めるほどのサイズだ。
壁は、戦の歴史の証人だ。
この史実ベースの物語で、敵は分厚い城壁をあの手この手で突破しようと試みる。
町を守る兵たちは、天の時と地の利、人の和を集結させてこれを防ぐ。
救援のない、三ヶ月に及ぶ籠城戦。
周囲の城市が次々と陥落するなか、彼らは諦めない。
敵も味方も、カリスマリーダーのもと魅力的なキャラクターたちが奮戦する。
決して「正義」を語らず、己の信念で道を進む。

……彼らの拠り所であった城壁は、現在残っていない。
明代に作られた物が、川のそばに残っている。
三国志で有名な町なだけあって、観光地になっている。
近くを訪れた際は、是非城壁に上って漢江を見下ろしてみたいと思う。

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