中華風後宮ものというのは陰のあるところが面白いところなのかなあと漠然と思っていた。なので美貌の少女、母は死亡とくると、やっぱりそうか薄幸の子が悲惨な目に合う話かと考えていたんだが、なんか読みだして…続きを読む
<そして今夜も、彼ら(桂舜・劉星衛)に逢いたくなる…>状態で、本作の外伝『流れる星は暁に抱かれ』を読み終わり、その余韻が覚めるのがあまりにも惜しくて、読み始めたこの『涼国賢妃伝~路傍の花でも、花は花…続きを読む
中華後宮ものはあまり読んでいないのですが、初めは怠惰で横柄、型破りな小娘が、王妃の側仕えに大抜擢され――というストーリーは中々王道のものかと思います。本作はそれを、確かな知識と軽やかな筆致、生き生…続きを読む
中華ファンタジーというと難解な専門用語、見慣れない人物名、取っ付きにくい王宮の政治・階級の制度などなど、先に想像して食わず嫌いになってしまう方もいるかもしれません。というより私がそうなのですが、この…続きを読む
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