この『好き』には、たくさんのキラキラとドキドキとワクワクが詰まってた!

 タイトルに惹かれて、怖いモノ見たさで覗いてみた。そこは、素敵なエッセイだった。
 もう、全編で、著者さまの『好き』が溢れていて、その想いは、これまで読まれてきた物語に注がれている。

 この世界で、出逢って、触れ合って、『好き』って感じた物語を、『好き』って叫んでるだけのエッセイなのに、そこからは、素敵な物語への愛情すら感じられる。
 でも、直接『好き』って言えない著者さまは、底知れぬ穴に向かってこっそり『好き』だと叫んでいるらしい。

 優しい語り口と、雑多感がいっぱいの品揃えが、また、楽しい。
 何を読もうか……。迷った時に、ふと手に取れるエッセイ。あなたの本棚に、1冊あってもいいと思うけど……、どうかな?

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